大変!こんなに問題!足立区の行政サービス「外部委託」

2014年02月25日 20時00分21秒 | 日記

「外部委託」って何?

 足立区は区役所の戸籍住民課と中央本町区民事務所の業務の5割をこの1月から民間業者(富士ゼロックスシステムサービス)に委託しました。
 区は今後、国民健康保険業務の9割、介護保険業務の6割、さらには課税業務も民間業者に委託する方向で準備を進めています。

これまでの民間委託でも問題が

 足立区はこれまでも保育園や図書館・公園の管理などを民間事業者に委託し、サービスの低下が指摘されるとともに、図書館の指定管理では相次いで裁判が起こされるなど様々な混乱を引き起こしてきました。
 にもかかわらず、今度は役所にしか出来ない戸籍などの業務を民間業者に委託するのは無謀です。戸籍や国保、介護保険や課税など区役所の中枢的な本来の業務をこれほど大規模に外部の民間業者に委託するのは初めてで、全国でも例がありません。

プライバシーが危ない

 真っ先に心配なのは公務員だから安心して託している個人情報が今後守られるのかという問題です。法務省も「戸籍業務を民間に委託すれば、市区町村職員が業務を担当する場合と比べて情報漏えいのリスクが高まる」と指摘しています。

区民の声を聞く職員がいなくなる

 国民健康保険や介護保険、課税まで民間業者に委託されたら「生活に困って保険料が納められない」「お金がなくて介護が受けられない」など、区役所が区民の生活の実態や生の声を聞く職員がいなくなります。

コスト削減どころか3億円以上も経費増

 区はサービス向上とコスト削減をうたい文句にしていますが、経費はすでに3億円以上増となっており、民間業者と区職員による「二重手間」状態でサービス向上も保証されたものではありません。しかも区民の税金が原資のお金と個人情報が大企業に流れる仕組みです。

法令違反・偽装請負の可能性が

 公権力の行使にあたる部分の委託や直接の指揮命令など法令違反・偽装請負の可能性も大きく、見直しと撤回を求めます。


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