nishimino

にしみの鉄道情報局付属ブログ

クハ165-3

2021-02-14 | 鉄道
田町電車区(現東京総合車両センター田町地区)の167系の中に、1両だけ165系が入っていて、こんな急行型電車と修学旅行電車のドア幅の違いを見ることが出来ました。
急行型電車はドア幅が1000mmが標準のところ、修学旅行電車は、乗降が少ないという点から、特急電車と同じ700mmの狭いドア幅を採用しています。


撮影 尾張一宮 2002年夏頃

これは、1982年伊豆急線内の川奈駅でクハ167-2が脱線事故を起こして廃車され、その代替として神領電車区で廃車予定で休車中だったクハ165-3が田町電車区に転属して167系の編成に組み込まれたものです。クハ165-3は1963年製で、本来なら19年で廃車になるところ、2003年まで167系と編成を組んで40年も運用されました。ちなみに田町電車区の他の167系は1965年製で、クハ165-3とそれほど製造年度に差はありません。


大垣夜行救済臨ではH11編成とH19編成がコンビを組み、東京方がH11編成、大垣方がH19編成が通例で、H11編成下り向きのクハ165-3が先頭に立つ機会はめったにありませんでした。
自分がクハ165-3が大垣夜行救済臨で先頭になったのを目撃したのは、2003年冬の田町電車区167系最後の大垣夜行救済臨の一度だけです。


このときは、車両の関係から、東京方にはリクライニングシートに交換したアコモ車が連結されていました。
なお、大垣夜行救済臨は、大垣電車区で車内整備後、午前中に尾張一宮駅まで回送され、ここで夕方まで留置されていました。これらの写真はすべて、この回送もしくは留置中のものです。

撮影 大垣 2003年1月6日
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