さんぽみちプロジェクト

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和歌山新報で日曜日一面に連載中の「WAKAYAMA NEWS HARBOR」と連携。

地域に愛される「五桂池ふるさと村」 三重県多気郡多気町 2

2016-07-10 13:36:54 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
前号では三重県多気郡多気町にある紀州藩が築堤した三重県内最大のため池「五桂池」と、紀州藩の薦めにより移入された「紀州みかん」の歴史について取り上げた。
今週は五桂池の畔にある「五桂池ふるさと村」を紹介したい。


【写真】「五桂池ふるさと村」のエントランス

「五桂池ふるさと村」は昭和59年にオープンした農業体験や動植物と触れあうことができる施設。
10月上旬から11月下旬にかけて「みかん狩り」、10月上旬から11月中旬には「柿狩り」、1月上旬から5月上旬には「いちご狩り」、さらに、9月中旬から翌5月上旬には「きのこ狩り」、現在の時期(6月下旬から8月下旬)は「ブルーベリー狩り」が楽しめる。

敷地内にある「花と動物ふれあい広場」では、ポニーの乗馬体験や記念撮影、ウサギやモルモットとの触れ合いなどが行われ、子供たちに人気。筆者が訪れた土曜の午後には子供連れの家族客で賑わい、地域の憩いの広場となっていた。

食事処も充実。テレビドラマ化されたことを御存知の方もいらっしゃると思うが、高校生たちが運営する「高校生レストラン」のモデルとなった「まごの店」は、県立高校の調理科の生徒が運営する実習を兼ねた施設。

三重県産の食材にこだわり、授業や試験が無い、土・日・祝日のみ営業されるというもの。料理の美味しさはもちろん、調理、接客を高校生自らが厳しい環境のなか一生懸命に行う様子を見るだけで応援したい気持ちになる。
料理に加え、スイーツの販売も人気。「まごの店」が休みの平日でも地元の女性方が運営する「ふるさと食堂」があり、おすすめ。

また施設内には宿泊可能なロッジや松阪牛のバーベキューが楽しめるコーナーもある。
この夏、紀州と縁の深い多気町を旅してみては。

(次田尚弘/多気町)




「高校生レストラン」のモデルとなった「まごの店」

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