さんぽみちプロジェクト

さんぽみちプロジェクトの記録。
和歌山新報で日曜日一面に連載中の「WAKAYAMA NEWS HARBOR」と連携。

空港で人気の「空弁」 地域への興味惹き出す契機に

2014-01-26 13:34:53 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

旅の楽しみのひとつ「食」。目的地へ向かう列車の中で、ご当地の食材を使った食を楽しめる「駅弁」は旅情をそそるものがある。

 

最近は「駅弁」に加え「空弁(そらべん) 」も人気だ。

空弁」とは空港や機内で食べる弁当の愛称として10年程前から使われるようになった言葉。

列車に比べ座席が狭いことから、小さなテーブルに載せられる容器で、手を汚さず食べやすいサイズに工夫されていたり、気密性の高い機内でも周りの乗客の迷惑とならないよう匂いが強くない食材が選ばれるなどの考慮がされている場合が多い。

 

 

【写真】空港で人気の「空弁」コーナー(中部空港)

 

先日、中部空港を利用した際、ターミナルの一角に「空弁」を販売するコーナーを見つけた。

名古屋コーチンを使ったとりめしや、味噌カツのカツサンドなど、種類も豊富。

お昼前にもかかわらず売り切れとなる商品もあり、なかなかの人気ぶりだ。

 

人気の背景には、近年、航空券の電子化で搭乗手続にかかる時間が短縮され空港での滞在時間が短くなったことや、格安航空会社(LCC)で安く早く食事を済ませたい客が多いことがあげられる。

筆者も度々「空弁」を利用する。列車に比べ車窓の風景に大した変化もなく、気流が安定しているうちに黙々と食べてしまうが、温かいスープやコーヒーの提供を機内サービスで受けられることもあり満足している。

 

伊丹空港では「紀州めはり寿司」や湯浅沖で獲れた鯖を使った「紀州さば浜ずし」が空弁として販売されている。

食と観光の連携は地域活性の要となるもの。

熊野の文化紀州の海の幸への興味を惹き出す契機となって欲しい。

 

(次田尚弘/和歌山)

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ご当地グルメ・湯めぐりを楽しもう 「冬こそ和歌山」キャンペーン

2014-01-19 13:33:59 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

冬こそ和歌山」の文字が目立つパンフレットが、関西・中国地区の主なサービスエリアで配布されている。
これは、県観光連盟西日本高速道路株式会社が連携し和歌山の冬の旅を提案する「ぽかぽか和歌山キャンペーン」を紹介するもの。

【写真】「冬こそ和歌山」が目立つパンフレット

パンフレットでは、紀ノ川SA、吉備湯浅PA、印南SAで人気の食事や土産品、田辺市以南の立ち寄り湯や、白浜温泉の旅館・ホテル、白浜町内の食事処が取り上げられ、付属のクーポン券を使えば割引やサービス品の提供を受けられる。
期間は3月末まで。

紀ノ川SA(下り)では北山村のじゃばらを使ったソフトクリームや梅を練り込んだ麺が特徴の「梅うどん」、吉備湯浅PAではご当地グルメの「しらす丼」や人気の「ジャンボたこ焼き」、印南SAでは印南町特産のトマトを使った「トマト味噌ラーメン」や「パンダラスク」、紀州備長炭のミクロパウダーを麺に練り込んだ「備長天ぷらうどん」など、それぞれ、紀北・紀中・紀南エリアの魅力を取り入れ、趣向を凝らした商品を展開。

「南紀の立ち寄り湯」と題したコーナーでは10箇所の施設を、泉質や眺望とあわせて紹介。
一般的に立ち寄り湯(日帰り入浴)は宿泊客の利用が少ない日中帯に限られることが多いが、ここでは早朝から午後10時まで利用できる施設もあり、湯めぐり客には嬉しいサービスだ。

高速道路を使えば紀北から紀南への旅は気軽なもの。
冬でこそ味わえるぽかぽか和歌山を体感してみては。
抽選で白浜温泉ペア宿泊券や特産品などが約100名に当たるプレゼント企画も要チェック。

(次田尚弘/和歌山)

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登録者1万人を超える 「わかやまおもてなし宣言」

2014-01-12 14:15:50 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

5日(日)和歌山電鐵貴志駅で開かれた「たま駅長就任7周年記念式典」には、県内外から約300人のファンや観光客が集まり、たまウルトラ駅長昇進、ニタマスーパー駅長昇進を祝った。

 

貴志川線を使い貴志駅を訪れる人々に対しおもてなしをしようと、会場には揃いの黄色のジャンバーを着た「貴志川線の未来を"つくる"」(�髭口晃夫代表)の有志も集まり、来訪者から寄せられる質問への対応や写真撮影に協力。

式典終了後は貴志駅ホームから和歌山方面行き列車の乗客に向け笑顔で手を振るなど、積極的なおもてなしを行った。

 

 

【写真】おもてなしを実践する、

 

貴志川線の未来を"つくる"会と和歌山電鐵のみなさん

 

貴志川線の未来を"つくる"」は貴志川線の永続を目指し、沿線住民が中心となり活動する市民グループ。

貴志川線にもっと、ずっと乗って欲しい」という思いを込め、県観光振興課が募集する「わかやまおもてなし宣言」に登録。

あらかじめ県が指定する「笑顔であいさつします」「積極的に声をかけて旅のお手伝いをします」に加え、「電車に手を振ります」を登録。

同時に和歌山電鐵も「旅の思い出づくりに記念撮影のお手伝いをします」を登録。同会と一緒に乗客へのおもてなしを実践している。

 

県観光振興課によると、わかやまおもてなし宣言の登録者は昨年末で1万人を超えた。

担当者は「さらなるおもてなしの輪を広げたい」と話す。

詳しい情報は県のウェブサイトから入手できる。

 

また、同会と同社の活動は、15日(水)午後6時から放送の「@あっと!テレわかNEWSスタイルテレビ和歌山)」でも紹介される予定。

 

(次田尚弘/和歌山)

 

 

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DC控え、広がる「人の和」 県民・周辺自治体との連携も

2014-01-05 16:37:52 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

新しい年を迎えた和歌山

観光振興に特化していえば、今年は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録10周年を契機に、JR6社と県内の観光関係者や自治体が一体となって行う日本最大規模の観光キャンペーンデスティネーションキャンペーン」が開催される。

期間は9月14日から1213日。

 

開催を控え、県外で和歌山をPRする機会が増えてきた。

年末にかけては、大阪モーターショーの「ドライブで観光コーナー」に県観光連盟をはじめ、田辺市と奈良県十津川村が共同で出展し、県内のドライブスポットの紹介や熊野古道、十津川温泉郷、龍神温泉、熊野本宮温泉郷などの情報を発信。

 

また、南海なんば駅2階コンコースでは「南紀・熊野観光物産展」が開催され、三重県熊野市で見つかった新種の柑橘類「新姫(にいひめ)」を使った加工品の販売や、瀞峡めぐりなどを紹介。

周辺自治体がタイアップしたPRも積極的に行われている。

 

 

【写真】南海なんば駅で開催された「南紀・熊野観光物産展」(岸村敏充さん撮影)

 

以前、本コーナーでも紹介した「わかやまおもてなし宣言」は来県者に対し県民が自分にできる「おもてなし」を宣言し実践する試みでは、2000人を超える登録がされ、実際の「おもてなし活動」を実践している市民グループもある。

 

今秋の「デスティネーションキャンペーン」のコンセプトは「和み、和らぐ、和歌山からはじまる旅」。

県内の自治体や観光協会をはじめ、県民、周辺自治体までもが互いに協力し合う「人の和」も広がり、観光立県・和歌山が目指す姿に近づいている。

 

(次田尚弘/和歌山)

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