さんぽみちプロジェクト

さんぽみちプロジェクトの記録。
和歌山新報で日曜日一面に連載中の「WAKAYAMA NEWS HARBOR」と連携。

創意工夫で地場産品のPR 回転寿司コンベア機の事例から

2012-11-25 22:09:22 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

回転寿司店といえば、寿司皿が周回する設備である「回転寿司コンベア機」の存在が不可欠だ。

 

この回転寿司コンベア機の側面(給茶装置の上部)に、写真にあるようなシールが貼り付けられているのを見たことがあるだろうか。

 

 

写真】回転寿司コンベア機に貼り付けられている、北日本カコー株式会社のシール

 

北日本カコー株式会社(金沢市)」という表記に連絡先の電話番号。故障受付の案内であれば、店員が使う操作盤の近くなどでよいと思うが、どうして客に見える場所に貼り付けられているのか。同じ名前の会社が全国にあるからか、金沢市の企業であることをアピールするためか。様々な理由が頭に浮かぶ。

 

同社に問い合わせたところ、「回転寿司コンベア機のほぼ全てが石川県金沢市で製造されています。それを全国の方々に知ってもらいたいという思いを込めて、このような表記をしているのです。」と教えてくれた。

 

金沢市が誇る地場産品の存在を、大勢の来店客に知ってもらう機会をこのような形で設けている同社の取り組みに感銘を受けた。

 

私たちの和歌山県にも世界に誇る素晴らしい地場産品がある。同社のような創意工夫で、もっと和歌山県の強みを発信できると思う。

 

ぜひ、Made in WAKAYAMAのブランドを世界に発信していきたい。

 

(次田尚弘/広島)

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利便性をチャンスに 関空第2ターミナルがオープン

2012-11-20 08:40:31 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

先月28日、関西国際空港格安航空会社LCC)専用の第2ターミナルがオープンした。

 

  

 

【写真】関西国際空港第2ターミナルビル(11月7日午後8時頃撮影)

 

建築費を大幅に抑えたというターミナルビルは平屋建て。

鉄骨や屋根の裏面が通路から見えるなど、高級感は感じられないものの白を基調とした造りは清潔感があり、高い天井は空港らしい開放感がある。

 

コンビニエンスストアやコーヒーショップ、レストランも入居し、利用者が不自由に感じることは無さそうだ。

一部の空港バスは、第1ターミナルを経由し同ターミナルを発着。

第1ターミナルからは無料の連絡バスが24時間運行。同ターミナル直結の駐車場(有料)が用意されるなど、利便性も保たれている。

 

今年3月から就航しているピーチ・アビエーション(本コーナー第56号で紹介)は、同ターミナルを使用する唯一の航空会社だ。同社は路線の拡大を続け、現在は国内5路線(いずれも関西=新千歳、福岡、長崎、鹿児島、那覇)、国際3路線(いずれも関西=ソウル、香港、台北)へ就航している。

 

格安のセール運賃(翌年1~2月出発の限定便)では、関西=長崎の片道運賃が990円から設定されるなど、高速バスに乗る感覚で遠方へフライトできる時代になってきた。

 

また、第1ターミナルでは、スカイマークジェットスタージャパンなどが国内線を新たに運航。

国内線、国際線共に、格安な運賃で搭乗できる便が増えている。

 

私たち和歌山県北部の住民にとって関西国際空港は、日本全国、世界へのハブ(拠点)空港といえるだろう。

利便性の向上を観光客や企業誘致、ビジネスのチャンスにしていきたい。

 

(次田尚弘/和歌山)

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近畿、中国地方でプロモーション 観光週間にあわせキャンペーン

2012-11-11 13:31:59 | WAKAYAMA NEWS HARBOR

和歌山県観光連盟は観光週間にあわせ、近畿、中国地方で、秋・冬シーズンの観光プロモーションを実施している。

 

プロモーションは1027()から開始。

27()と28()JR新大阪駅構内でパンフレット入りの手提げ袋の配布や、アンケートが実施された。

「白浜温泉へ行ってみませんか」という掛け声に、在来線と新幹線の乗り換え改札付近に用意された特設ブースには多くの駅利用者が足を止め、熱心にスタッフから説明を受けていた。

 

 

 

【写真】JR新大阪駅構内でのプロモーション(1028日午後2時)

     

 

配布の手提げ袋に入れられた、1つのパンフレットを紹介したい。

11月1日()から30日()まで実施されている「"(なごみ)"わかやまおもてなしキャンペーン」。

県は平成22年4月に施行された「和歌山県観光立県推進条例」に基づき、今年は11月3日(土・祝)から9日()観光週間と定めており、観光週間の前後をキャンペーン期間に設定。

同条例には、「県民が協力し観光客をもてなそう」という旨の条文があり、本キャンペーンの目的となっている。

パンフレットには、県内159施設の協賛施設で特典を受けられるクーポン券が印刷され、持参者は温泉の入浴料の割引や食事のドリンクサービスなどが受けられる。

 

観光プロモーションは、10日()と11()JR神戸駅、14日()と15日()JR京都駅、18日()と19日()JR岡山駅で、それぞれ実施される予定。

 

冬場における県内への観光客は夏場に比べると少ない傾向にある。

温泉や冬の美味、気候も心もあたたかい「"(なごみ)"わかやま」に、多くの観光客を呼び込みたい。

 

(次田尚弘/広島)

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