さんぽみちプロジェクト

さんぽみちプロジェクトの記録。
和歌山新報で日曜日一面に連載中の「WAKAYAMA NEWS HARBOR」と連携。

二層のいちごで美味しさ堪能 すぐに作れる「ムースケーキ」

2024-05-26 13:30:40 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
前号では、規格外のいちごを使った、家庭で楽しめる「いちごアイス」を取り上げた。
今週は、冷凍保存のいちごを活用した「いちごムースケーキ」の作り方を紹介したい。


【写真】冷凍いちごを使った「ムースケーキ」

直径15㎝程度のケーキを作るために必要ないちごは300g。グラニュー糖40g、生クリーム200g、ゼラチン15g、レモン汁大さじ1杯、土台部分となるビスケット約100gと、無塩バター30gを用意する。

まず、冷凍保存したいちごを2~3時間かけ自然解凍させる。解凍と同時に多少の水分が出るが問題はない。半解凍の状態ではミキサーで上手く攪拌できないので、完全に解凍させるのをおすすめしたい。

次に土台部分はビスケットの生地をフードプロセッサーか、麺棒で叩き、粉砕する。粉砕したビスケットに溶かした無塩バターを絡ませ、ケーキの型の底に敷き詰め、冷蔵庫で冷やす。

続いて、自然解凍させたいちごと、グラニュー糖、レモン汁をミキサーに入れ攪拌。ピューレ状になれば、ケーキの上部に流すジュレを作るため約100gを取り分けておく。残りに生クリームを入れ、再度攪拌する。そこに、溶かしたゼラチン10gを入れ、よく混ぜ、型に流し込み、冷蔵庫で1~2時間冷やし固めるとムースが完成。この際、飾り用にいちごを半分にスライスし、型の円周部分に貼り付けておくと、完成時の見栄えが良い。

更に、取り分けておいたピューレに、溶かしたゼラチン5gをよく混ぜ、ムースの上に流し込む。しっかりと冷やし固まれば、蒸しタオルで型の周囲を温め、型から抜き取れば完成。

食してみると、イチゴの甘さと生クリームがマッチし濃厚な味わい。暑くなってきたこの時期に、最適のお菓子である。

規格外のいちごを活用した、産地ならではの楽しみ方。ぜひ、実践してみてほしい。

(次田尚弘/和歌山市)
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冷凍保存で味わい堪能 家庭で楽しむ「いちごアイス」

2024-05-19 17:30:50 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
前号では、シーズンの終わりを迎え、産直市場などで購入できる規格外のいちごを使った、
スムージーの作り方を取り上げた。
今週は、冷凍保存することで1ヶ月程度の期間、楽しむことができる「いちごアイス」の作り方を紹介したい。


【写真】容易に作ることができる「いちごアイス」

まずは、いちごの下処理から。ヘタが付いたままのいちごをよく洗い、水気をしっかりと拭き取る。傷んでいるものがあれば取り除く。

ヘタを取り、冷凍保存が可能な袋に、砂糖と一緒に入れ、いちご全体にまぶす。この時、ヘタを取るだけでなく、できればヘタの付け根の固い部分を包丁などで取り除いておくと、後々、舌触りを損ねることがないため、可能であれば合わせて処理しておくのがおすすめ。

続いて、袋の中の空気を抜きながら袋の口をしっかり閉めて冷凍庫に入れる。急速冷凍の機能があれば、いちごの細胞を壊すことを防ぐことができる。無ければ、金属製のトレーなどに乗せることで代用が可能。

いざ、いちごアイスの調理。冷凍いちご50gにつき、グラニュー糖15g、生クリーム70㎖を用意する。冷凍庫から取り出し、常温で10分程度おき、半解凍の状態になったいちごを、保存袋のうえから麺棒などで叩き、細かく砕く。

次に、グラニュー糖と生クリームを加え、袋を閉じて全体が混ざるまで揉む。続いて、平らにした保存袋を冷凍庫で1時間冷やす。一度、冷凍庫から取り出して全体をよく揉んだあと、更に2時間冷凍庫で固める。取り出して、なめらかな状態になるまで調整しながら揉み、盛り付ければ完成。

いちごの風味が広がり、生クリームとの相性も抜群で、まるでお店で食べるような食感と味わい。汗ばむ季節、いちごのラストシーズンを、アイスで堪能してほしい。

(次田尚弘/和歌山市)
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規格外のまりひめを活用 産地ならではの「いちごスムージー」

2024-05-12 13:34:35 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
大型連休が終わり、気温が暖かくなってきたこの時期。和歌山県が誇るオリジナルいちごである「まりひめ」は、旬の終わりを迎えている。
この時期に産直市場などで見られるのが、箱売りされる「ジャム用いちご。不揃いで規格外として仕訳けられる小さなものや変形したものばかりであるが、1kgあたり1000円程度と非常にリーズナブルな価格設定。産地だからこそ手に入るジャム用イチゴを使い、スムージーを作ってみた。


【写真】「いちごスムージー」が出来るまで

作り方は至ってシンプル。1人あたり、いちご100g(へたをとって水洗いしておく)、無糖のヨーグルト100g、蜂蜜15g、氷3個をミキサーに入れ、攪拌するだけ。ヨーグルトの代わりに牛乳を使うこともできるが、酸味や濃厚なミルク感を味わいたい方にはヨーグルトがおすすめ。蜂蜜を多めに入れることで豊潤な味わいが引き立つ。好みでミントを浮かべると、さらに香りがよくなる。

飲んでみると、まりひめ特有の甘さが口いっぱいに広がる。まりひめは酸味が控えめで糖度が高い特徴があるため、酸っぱさよりも甘さが先行する。酸っぱさを求める方はヨーグルトの量で調整するのがよい。

いちごには抗酸化作用のあるビタミンCが豊富に含まれ、みかんの約2倍ともいわれる。
いちご100gで成人が1日に必要とするビタミンCを摂取できるとされる。他にも、むくみや高血圧の予防効果があるカリウムや、貧血や疲労に関係する鉄分も含まれることから、美容と健康にも最適。

気温の変動が大きいこの季節。産地ならではの楽しみ方で、いちごの魅力を感じてほしい。

(次田尚弘/和歌山市)
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