雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

猫爺の日記「猫爺の昼餌」'15.11.27

2015-11-27 | コラム
 神戸は新開地通り、湊川公園のすぐ近くに、「春陽軒」という中華料理屋さんがある。猫爺が小学生の頃、正月のお年玉を貰うと、近所の悪ガキばかり何人か寄って春陽軒へ、当時「豚まん」と言っていた肉まんを食べに行った。我々にとって、年に一度の贅沢だったのだ。
 それも、「電車賃」を倹約するために、須磨から遠い道のりを喜々としてテクテク歩ていったものだ。

 その「豚まん」を土産に貰ったので、蒸し器で蒸しなおして、本日の「猫爺の昼餌」となった。それに、北海道限定(どこが北海道限定やねん、ここは兵庫県やで)と謳った日ハムの超人気者、「中田翔君」の雄姿がデンと載ったカップ「北の焼きそば」と、インスタント味噌汁である。

 以前、鯖煮の美味い料理法というのをテレビでやっていた。鯖切り身と、砂糖、醤油、酒などを調合したタレと共にビニール袋に入れ、水を張った鍋に袋ごと入れて火にかけ、65度になったら火を止めて人肌くらいまでに冷めるのを待つのだそうだ。
 冷めたら、フライパンに移し火にかけ、煮汁が少なくなるまで煮詰め、出来上がりだとか。これだけのことをしていたら、冷めるのを待つ時間ともで一時間あまりかかってしまった。
 普通に煮ると、五、六分で煮上がる。テレビでやっていたのと、普通に煮たのでは、美味さはさほど変わらなかった。鯖煮は鯖煮である。いや、猫爺など、普通に飴状に煮た鯖煮の方がむしろ美味しいと思うが、猫爺が変なのか?