意外に天気が良かったので。

　昨日の話では荒れるという噂だった本日ですが、そこそこ日差しもあり、比較的良い天気だったのではないでしょうか。

　そんなわけで、今日はちょっくらレンズの修理でも・・・。（関係ないよ）



　作業しながらふと撮影したので、きちんとした物は取れていないのですが、なんの絞りかと言いますと、タクマー58mm F2.4です。

　何それ？と言う人もいるかもしれませんが、これはAsahiflex用のレンズです。我が家に唯一ある、フレックス用レンズです。

　昔買ったネガフィルムが冷蔵庫の隅にあったので、どんな素敵な発色になるのか試しに使ってみようと思い、どのカメラに入れようかな、そうだ久々にAsahiflexⅡAにでも入れてみよう。という事だったのですが・・・。

　絞りを動かしてみたところやけに油ギッシュ（笑）だったので、こりゃ清掃しなきゃな、と思ったところです。

　まぁ、プリセット絞りなので、絞りリングを動かして大きさ変われば少々油がにじんでいても動作的には問題ないものの、内面反射の出る可能性があるわけです。

　ただでさえ、約60年前のレンズです。しかも当然モノコート。少々なんてレベルではない位油がにじんでいます。

　前後のレンズ外して絞りハネだけ拭き取ろうなどと甘い考えで昨日夜作業し始めましたが、当然拭いて絞りを動かすとまたにじんでくるわけで、何度もやっていればいつかは綺麗に・・・なんてことはあるはずもなく。

　仕方がない。絞り下ろすか・・・。と今日覚悟を決めて作業開始。自動絞りではないため、絞り枚数が半端ではありません。失敗すると組み込みがえらく大変と思い、慎重にはずして・・・。

　と、思ったら、ハネと連動環がカシメられているのか、バラバラにならず外れてきました。

　こうなったらそのままドブ漬け洗浄だね。というわけで、どこのご家庭にも1台はある（訳がない）超音波洗浄機に水と洗剤少々混ぜまして清掃です。

　その間鏡筒側の油も薬品で拭き取り。ハネの清掃後乾燥させて組み込んでいきます。

　そして完成。油分は綺麗になりました。ただし、ハネの擦れた跡はどうにもならないので、結局内部で反射しそうですが・・・。

　本当はこのレンズ、何故か絞り値を設定する側のリング（正式名称は知らない）が22以上、しかも間隔が広目の5クリック動くのですが、絞りセット側のリングは22以上廻らないのでそのままにしています。そんなに絞ること普通無いし。

　純正のAOCOマーク付きのキャップは無くしたら困るので、現在市販されているフードとそのフードに取り付けられるレンズキャップでごまかして使いましょう。って、そういえば純正キャップってどこにしまったっけ。なくさないようにしようと思っていたのに、置いた場所忘れちゃったな・・・。