
私が20年前に初めて買った長物エア・ソフトガンである、東京マルイ製MP5A3です。ごくたまに気晴らしに射撃を楽しんでいたのですが、先日久々に使おうとコッキングレバーを引こうとしたら、引けませんでした。
「ついに来たか・・・。」
実はこの銃、何度か修理したのです。もう時効だと思うので話しますが、私がエア・ソフトガンを買うようになったのは中学2年位のこと。対象年齢18歳以上といわれる銃を買い始めたのもこのころ。周りでエア・ソフトガンが流行していたし、当時の趣味であったRCカーの合間に友人とよくターゲットをおいて射撃していたものです。
以前に書きましたが初めて買った対象年齢18歳以上の銃は同マルイ製の44オートマグ。これは今でも手元にあります。東京マルイの銃は、値段もリーズナブルで、命中精度も良いということで友人もおすすめでした。拳銃も楽しいのですが、次に長物がほしくなるもので、友人は同社製のワルサーMPL(現在ホップアップ機構付きが販売中)を購入。もう1人の友人はMPLのショートバレルタイプMPK(現在生産終了)を手に入れていました。その飛距離と精度、そして価格にはホント、驚きで中学生のお小遣いではすぐには買えなかったものの、数ヶ月我慢すれば手に入れることが出来る金額でした。
2人がワルサーのサブマシンガンを所有していましたが、私はどれにしようかカタログとにらめっこして個人的に一番気に入ったヘッケラー&コックのMP5にしたのです。当時はこのMP5、固定ストックのA2型、伸縮式ストックのA3型があり、精密射撃も連写もしやすいようにA3型を購入しました。それがこの銃。
本当はやってはいけないのですが、当時友人たちがパワーアップ改造を色々試していまして、あれを入れれば良いやら、あそこを加工すれば良いやらやっていました。当然、どこかのパーツを強化すればその力に耐えられず他の部分が破損するわけで、友人たちは良く銃を壊していました。
私も彼らの情報を元に、この銃にパワーアップを施そうといろいろやったものです。当然内部機構が故障しました。
我が家は裕福な家庭ではなかったので、せっかくお小遣いを貯めて買った銃。どうにかして修理したいと思って当時の自分の持つ技術力と限られた材料で無茶をしなければ問題なく発射できるように出来たのです。
時は流れ21世紀。銃からしばらく離れていたのですが、部屋の片隅に立てかけてあったこいつを久々に弾を装填し撃ってみる。エア・コッキング故のコッキングレバーから伝わるバネの力、引き金を引いた瞬間のやたらやかましい「バンッ」という音と共にBB弾が飛んでゆく・・・。
ガス銃とは違う、的を狙う楽しさがエア・コッキング銃にはあると感じました。
しかしながら、経年劣化には勝てないもの。おそらく今の自分の技術ならば、また射撃を楽しめるようになるのではないかと思いますが、この辺りで踏ん切りを付けることも重要かな、とも思いますので名残惜しい気もしますが、処分することにします。
当時買ったエア・コッキングタイプの長物は他に今は無きLSの組み立てキットである、UZI、同M16A1、同M16改(実在はしないLSのオリジナルモデル。スコープ型マガジンに約500発のBB弾を装填でき、ポンプアクションで連写も可能。なかなか楽しい銃ではありました。)がすべて現存しています。きっとこれらも故障したら泣く泣く処分するんだろうなぁ・・・。捨てる物は捨てないといかんものね。
現在銃の主流はやはり電動ガンなんでしょうね。買ったことも使ったこともないです。電動でMP5系はたくさん出ていますね。もし、電動でMP5系ならばA5型!って事になるのかな。ま、買わないですよ。(そういうことにしておいて。)
どうもこの季節になると銃が恋しくなるのか?今日は銃ネタでした。つづきはまた!(やる気満々?)