そんなわけで、写真関連のネタになってしまいますが、だいぶ前に写真仲間から不要になった三脚を売ってもらったのだけど、どうも、雲台を水平方向にねじるとガタが出るのです。
安いクラスの三脚なら良くある話だし、高校時代に購入した中型三脚「スリック・グランドマスタースポーツ」は、ねじるとガタつくというより「しなる」という感じ。
今回取り上げる三脚はそんなレベルの物ではなく、言わば大型三脚。用途としては、超望遠ズーム「smc PENTAX F Star 250-600mm F5.6 ED」を支えられる物として手に入れたわけですから、このガタはいただけないです。
機種は「スリック・プロフェッショナルデザインⅡ」という、1972年頃からつい何年か前までカタログに載っていたという、超ロングセラー三脚。正直デザインが古いです。当たり前ですけど。
私が学生時代に売っていたスリック大型三脚としては、このプロフェッショナルデザインⅡと、ザ・プロフェッショナル辺りだったと思うけど、後者はすごく高かった気がします。
ザ・プロフェッショナルシリーズは、店頭で扱っているところはあったのですが、プロフェッショナルデザインⅡは実物見たのは、今自分が所有しているこの個体のみで、新品時の感触は全く解らないです。
でも、太い足はかなり丈夫。それに重い!きっと本来こんなにガタはなかったはず。
原因を探ると、どうやら雲台を揺すると、エレベーターのポール部も一緒に動くので、ここが原因みたい。
そこで、雲台とポールを取り外して中を確認。ポールについたレールがはまる部分が減ってきているのかもしれないので、その部分のサイズを確認し、0.5mmアルミ板をスーパーXを利用して接着。これで少しはガタが減ったのですが、完璧ではありません。
どうしたら良いんだろう??と思って、ふと三脚の部品を見ていると・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/60/532bce5602472708312f9a80013f9798.jpg)
エレベーターの高さを固定する部品の形状があまりにも締め付けにくいのです。画像を見てもらうと解りますが、銀色で回すところがギザギザになっている部品がその部品です。ずっとこのような形だとばかり思っていましたが、普通この大きさだときつく締め付けることが出来ないですよね。
もしかすると、この部品に締め付けやすい形の部品が被さっていた可能性がありそうです。とりあえず回しやすいように手持ちであった角材を利用して、その部分にかぶせる部品を作りました。
今日は時間切れでかぶせる部品しかできなかったけど、あとは回しやすい形状に切った貼ったしないと・・・。完成したらまたここで紹介するかもしれません。
かぶせる部品を取り付けて締め付けてみたところ、力が入りやすくなったため、ガタが治まりました。
余裕があれば、標準で付いている2ウェイの雲台ではなくて、今時の3ウェイ雲台に変えたいなぁ・・・。実売2万円位するんだよなぁ。
はたしていつ雲台買えるでしょうか??先は長いですね。