『権力の「背信」 「森友・加計学園問題」スクープの現場』朝日新聞取材班 2018朝日新聞出版
森友も加計も解決はしていないが、報道の内容と政府の態度の変遷を見る限りにおいて、なんとなくは感じる国民だったりする。
順に読んでいくと、推理小説を読むような楽しみもあったりする。(続編はどうなるのかわからないが)
政治腐敗を記録する素晴らしい資料の一つになることだろう。
森友は籠池さんが調子に乗って犯罪的行為をしてしまったわけだが、原因は安倍夫婦にあった。そして総理の発言が問題を大きくした。「忖度はない」などと言うのはどこか違う世界に生きている人らしい。ちゃんとしているようで実は鳩山元総理と同じにおいがしてこないか?
まあ、こちらは一部役人の処分と籠池夫妻の処罰で法的な手続きは終わると思うが、忖度に対する是正措置が行われないのが問題だな。安倍総理からすれば、このまま人事権を把握することで忖度が続くことこそ、政策を進めるのに便利だからだ。まあ、見え透いている。そしてそれを許すのが日本国民ということだ。その先に大ごとが控えていなければいいけどね。
加計学園は酷いな。うん、忖度日本では氷山の一角だろう。安倍さんに近い人間に「神風」が吹いていることがないか、徹底的にマスコミには見張ってもらいたい。でも、それが判明するのは安倍政権が終わってからだろうな。そして法的に裁くことができないように処理は済んでしまっているとかさ。国としては全体が成長(?)すればお友達への利益誘導でもいいということだな。まあ、これまでもずっとあったことで、「ばれなければいい」ってことを一番上の人たちが見本を示しているわけだ。そりゃ「万引き」も「いじめ」もなくならないわ。(上が良くなってもなくなるものじゃないけど)
(※ 加計学園の経営状況が・・・安倍政権のうちに国公立にでもしてもらわないと、安倍政権の終わりが学園の終わりになりそう。(ゲンダイ))
「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為であり」と自らの本に書いていたのは菅官房長官www