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「ペスト」カミュ

2018年07月14日 20時00分21秒 | 読書とか

「ペスト」カミュ(1947) 1969新潮文庫(2013年75刷)

NHK「100分de名著」で扱われたので読んだわけです。ちゃんと録画してありますので、読みながら予習復習で見ましたですよ。

伊集院さんが『東日本大震災』を思い起こすと言いますが、そこは『福島第一原発事故』でしょう。現在も続く日本人のペストですよ!しかも、この作品の中で言えば始まったばかりのところです。こちらは300年かかる病気ですから、現在の責任をとるべき者たちがこの世から消えるまで、それは認められないでしょう。やっときちんと認められるようになるのは、きっと50年後のことでしょう。
放射線の影響という抽象を語って安全を騙るよりも、現実の中での出来ることをどうやって行くべきか。だれが、どうやって。
政治家や官僚などは当てにならない。それはうまく利用すべき組織に過ぎない。組織はその利によってしか動かないのだから。

解説にあるように、まさにいつでもどこにでもある問題を見事に描いている。我々の中の「ペスト」

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