![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/7c/6f03285dde73cfb5a68c12a71db2d1de.jpg)
「カフカ小説全集5『万里の長城』」フランツ・カフカ(…2017) 2001白水社
どれくらいのものが安部公房に読まれただろうか。この全集は公房の死後に出ているので読んでいないだろう。しかし、Wikipediaで見られる情報ではそれなりに1953年の全集があったり、1963年ごろに訳された作品があったりするので、かなり積極的に読んだであろうことは想像に難くない。
カフカに浸りたい人にはつぎはぎだらけのようなノートは有効なのだろう。読書としては非常につまらない。ほとんど読み通す覚悟と義務感だけになる。だから今回も解説から読み始める。ああ、この巻ではそれは失敗のようだ。変な期待と研究心を持って読んでしまうと、それが期待外れであることに気付く。解説はもっとつまらないものであるべきだ。あまり期待させない方がいい。まあ、先に読んだ私が悪いのだが。最終の6巻の方へ期待しよう。
※なるほど、みんなよく知っているようで、図書館の本がこの5巻は非常にきれいだ。ほとんどだれも読んでいないらしい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます