「緑の毒」桐野夏生 2011角川書店
『野生時代』『小説野生時代』2003~2011年
スタンガンと薬を使うレイプ魔をやっつけろ!
ええ、気持ちはいいですよ!
これくらいの話にどれだけ時間をかけているのでしょうね。
桐野先生ってば、やっぱりお年を召されて筆が遅くなったのでしょうか。
ってか、他の仕事との合間のやっつけ仕事だったのか。
なんか、最後の話は雑誌で「川辺康之」が「阿部康之」になっていたみたいだし。
・・・いったいなにがあったのか。
自分本位の悪役、川辺は勉強バカだってことかな。
うん、あまりにお粗末だもんね。
知的犯罪者ならば、もっと巧妙に立ち回るだろう。
いやいや面白いですよ。
嫉妬依存的な感覚とか。妄想の自虐的展開とか。
冒頭は「空中ブランコ」なんかを連想したし。
弥生先生は扱いがぞんざいだよね。
P249 「妻の責任」の終わりで、妻の責任を取る形で殺されかけたときには、素晴らしい責任の取り方と思ったのに逃げちゃったか!残念!
川辺がもう少し機転の利くできるやつだったら、逃亡しながら犯罪を繰り返すような展開も楽しめたであろうになあ。
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