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「王様の結婚」佐藤正午

2013年06月02日 13時53分15秒 | 読書とか

「王様の結婚」佐藤正午 1984集英社
『すばる』1984年11月号、3月号

やだ、初版が12月に出てるじゃない!『すばる』11月号に載せる前からすぐに出すことが決まっていたのね。
さすが期待の新星!
しかも、2月には3刷りが出てるじゃない。何が白い目で見られた(「リボルバー」「ビコーズ」)よ。
それって、いやらしい謙遜じゃないの!または、売れているけどデビュー作ほどではないっていう、デビュー作自慢でもあったのね。
さすがに、それを3回やったら仏様も許してはくれないわね。言わなくてよかったわよ。

もうね、おかしな文体を使ったりしてやりたい放題で、若さと才能を誇示している嫌な作品だわ。
作品中にもあるように、何度も読んでほしいからこういう書き方をしてあるのだわね。
そうね、セックス描写がちょっとひんしゅくを買ったかもね。そういう意味じゃ、確かに白い目で見られたかも。

作品の中に出てくるソリティア!カード(トランプ)ゲーム!
そうよね、なんかはまるのよね。
パソコンなんかで時間つぶしのつもりで始めちゃうと、時間をつぶし過ぎちゃうもんね。
(作品はパソコンが普及する前の頃のものだから、当然プラスチック製品だったりするんだけど)

 

『青い傘』
傘!ああ、傘を借りた後の話ね、こんなところにあの作品へのとっかかりがあったのね。

「阿る(おもねる)」漢字を読めるかという前に、人生で使ったことがないわ。

 

うん、これで佐藤正午の作品は「個人教授」以外全部読んだかな。
「個人教授」・・・読むのか?
あ、「事の次第」と「小説の読み書き」なんてのがあるのか。
いや「事の次第」は「バニシングポイント」の文庫版だ。

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