きょくたN日常事態宣言

パンデミック
ずっと自宅待機
でも手洗いうがいマスク換気

「鹿の王」上橋菜穂子

2015年05月24日 12時45分50秒 | ニュース7

「鹿の王 上下」上橋菜穂子 2014角川書店 2015本屋大賞

主人公はいるけれど、悪役が悪役でないのがいい。
それぞれがその立場においてやるべきことをやっていることが様々な現象の原因となる。
その流れを眺め知ることで、自分たちの社会の価値観の脆さ、危うさを知る。また、自分の考えと違う動きをする政治や社会の流れに対しても、それぞれの立場での理解も深まるかもしれない。中学生(おませな小学校高学年)で読むべき本の一つとして長く残るかもしれない。

アフアルとかミッツアルとか、火馬・黒狼熱をいちいちきちんと読もうとするくらい期待した。
アフアルって発音すると、例の保険のCMのアヒルが頭に浮かぶね。ミッツアルは「三つ有る」か「ミッツ(マングローブ)ある」で、そのたびに顔が浮かんでしまう。
飛鹿の暁が「ピュイカのオラハ」、鹿が烏賊で、暁がくれよんしんちゃんだ。ああ、困った。

まあ、飽きずに楽しんで読んだから裏切られてはいないけど、読み終わった後の心に残る感じは無い。
よくできた話、でも感動は無いな。感動を求めちゃいけなかったか。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 凍ったチョコで口の中を切る? | トップ | 次の記事へ »

コメントを投稿

ニュース7」カテゴリの最新記事