ナトリウム過多で血管ぷちっ!でも障害が残ったり認知症になったりするでしょうが、それは非常にわかりやすくて幸せです。
健康のために塩分を控えめにしていたことが原因だと目も当てられません。
健康のためにと、妻は現役を引退した夫の食事の塩分を極端に控える。
肉体労働者だったために血圧高めでも塩分は必要としている夫の肉体。
塩分(ナトリウム)が不足し始め、食欲減退、周囲への興味も失せていく。すでに鬱の症状があったのに、寡黙な夫のわがままだと思い込んでいた妻。やがて拒食。やせ細る夫はほとんど食事に手をつけず、問いかけにも応えなくなる。すでに認知症も始まって失語が進行していたと思われる。酒も呑まなくなり、煙草だけはベランダでゆっくりと吸っている。そして、ある日、夫はベッドで動けなくなっている。
救急車で病院に運ばれても、医者は悪いところを見つけられない。
使われなくなった胃が少し小さくなっているだけで、嚥下障害も見られない。
点滴で何とか意識が少し回復する。
詳しい検査でやっとナトリウム不足が判明し、生理食塩水の点滴でさらに意識が戻ったかと思われた。
しかし、すでに認知症は進んでいる。
ここが病院であることすら何度も忘れてしまう。憶えたかと思ったのに、熱を出した後の目覚めでは戻っている。
食事はそのまま拒み続け、意識がはっきりするほどに食事に手をつけない。
なかなか退院できない。
退院しても点滴に通院しなければならない。それでは追いつかずに入退院を繰返すだろう。
何よりも悲劇なのは、夫への妻の思い遣りが夫を壊してしまったことだ。
健康オタクの奥さん、あなたの夫は食欲が落ちていませんか?
ナトリウム(塩)の摂りすぎを長期に続けるのは良くないようですが、
ナトリウム不足が長期に続く方が危険度が大きいはずです。でしょう?
ナトリウム不足は鬱状態も引き起こすらしい。
(マグネシウムや鉄も)
塩は天然の抗うつ剤?
※ 私の知り合いの場合は、ステロイドの副作用による副腎不全からのナトリウム不足でした。
本当はステロイド剤の使用管理について言及すべきですが、ナトリウム不足の方にそそられてしまいました。
※ 高血圧による脳溢血の危険性を減らすには、塩分を極力減らすのがいいらしい。
現代人では、塩分を極力とらない努力をした方が長生きできるそうだ。
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