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◆「美しき一日の終わり」有吉玉青

2012年07月07日 05時55分55秒 | 読書とか

「美しき一日の終わり」有吉玉青 2012講談社
『小説現代』2010年09・11月、2011年01・03・05・07・09・11月号

腹違いの弟への想いが~
やー、絵を想像しちゃうと気持ち悪いのですが、文章では美しいですね。

まあ、現実にも71歳(♀)と55歳(♂)が頑張っていたりするわけで。

まあ、人の気持ちは基本的に見えないわけで、気持ちの中ではこういう状況はきっとたくさんあるのだろう。あれだよ、兄弟の結婚とか、両親の恋愛話とか、考えたくないような中にも自分が感じてきたのと同じような恋愛体験が必ずあるわけで、もうね、思った以上に絡み合っているのが本当なんだな。
そして、その中で『純粋な想い(純愛)という嘘』を組み立てればこういう美しい作品が成立するんだろう。私も幼馴染への想いが成就したなら、記憶の中でこういう変換が成されそうな気がする。他の恋愛感情を全て否定して。

二人はどうするんですかね。
せっかく作ってきた家族を壊すようなことはしないと思いたいが、何でもできる気持ちになっているし。
どうなったのだろう。文学的には心中が美しいとするのだろうか。

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