きょくたN日常事態宣言

パンデミック
ずっと自宅待機
でも手洗いうがいマスク換気

20120701

2012年07月01日 19時33分33秒 | ニュース7

2012年07月01日(日) NHKニュース7

  • 大飯原発3号機午後9時再起動、午前6時臨界予定~課題を残したまま
  • オスプレイ配備10月予定~沖縄「搬入自体認められない。再検討を!」
  • 民主党小沢元代表「明日、離党を最終判断」
  • 『再生可能エネルギー』買取義務付け開始~家庭用電力料金に上乗せ~
  • 福島再生へ政府原案
  • アメリカカリフォルニア州、フォアグラ禁止
  • 大リーグ 黒田博樹(ヤンキース)8勝目(7敗)
  • プロ野球6試合 巨人首位へ
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◆「プロメテウスの罠」

2012年07月01日 05時55分55秒 | 読書とか

「プロメテウスの罠」朝日新聞特別報道部 2012Gakken(学研パブリッシング)
朝日新聞連載(2011年10月03日~2012年02月06日分)の書籍化

協力会社の作業員は退避している。復旧作業を担った東電社員は必要な資材の保管場所もわからなかった。
素人ばかりの保安院、ころころ替わる担当、他所から借りてくる人材。「保安院は消えていた」

放射線量とその危険性を口止め?だれの指示?
警察官、自衛隊員、気象庁、文科省、文科省の下請けの下請け
(初期から)走り回っていた文科省、福島県、日本原子力研究開発機構、東京電力、東北電力などの計測車
「東京電力から仮払金100万円をもらったけれど、そのうちの21万円がこの機械(線量計)で消えてしまったですよ」

会社を辞めてまで自ら行動した木村真三さん(NHK「ネットワークでつくる放射能汚染地図」)
労働安全衛生研究所でも放射線医学総合研究所にいたとき(1999年東海村臨界事故)と同じような圧力がかかった。「余計なことはするな」と。
NHKの中にも同じような動きで紆余曲折し一度は没になりながら深夜の放送にこぎつけ大反響。
「政府は(数字を出すことでの)パニックを心配していたようですが、逆でしたね」

気象庁気象研究所へ放射能観測中止令「予算を他のモニタリングに回す」→数ヵ月後、国会議員の問い合わせから補正予算で復活(こんなものは簡単に補正が出るだろうと予測できる。情報隠しのための動きだったと疑われても仕方ないだろう。さらに嫌がらせのような調査が入ることもそれを裏付けている)役人の言い訳を聞くと、どうやら緊急事態を理解せず通常の縦割り意識による『お役所仕事』をしていただけの無能さが出てしまったらしい。本当かな。

1999年旧日本原子力研究所(現日本原子力研究開発機構)で東海村臨界事故から情報が外へ出ないように面倒な手続きを踏むようにされ、放射線量を書いたメモさえ破棄しなければならないと言われたとか。重要で有用な情報も出さない。重要だからこそ出さない。

放射線量モニタリングの定点は文科省が決め、日本原子力研究開発機構が計測している。
日本気象学界は2011年3月18日、会員に「防災対策の基本は、信頼できる単一の情報に基づいて行動すること」として研究成果の発表自粛を呼びかける。
海洋汚染の広がりを示す論文「福島原発から出た放射性物質の海洋環境への影響」がネイチャーの掲載前に、気象研所長からストップがかかる。のち、半年後に他紙への掲載許可。

現地対策本部は機能せず、原発から5kmの地点から60kmの地点へ移動。
対策本部からピンポイントで指示された場所で高い線量を測定、連絡。本部はもともと知っていたのでは。3月15日。
とんでもない数値を伝えられていたはずなのに、枝野官房長官は「ただちに人体に影響を与える数値ではない」
SPEEDI・・・保安院はそのデータで自分たちが避難範囲を決めるつもりだった。しかし、官邸の方で勝手に同心円の範囲を決めたから・・・(いじけて)SPEEDIの情報を上げず、避難範囲についても進言せず。保安院はOBへの取材も規制
現地対策本部は「通信手段がなく、(重要な)3月12日、13日あたりのデータを入れたファイルを現地に忘れた」などと、子どものいいわけにもならないことを平気で言う。
検査官全員原発から退去


(東京新聞)

お上のいんちき情報(矮小化にあの手この手)を信じない住民自らの測定
大丈夫と嘘を言う専門家、すぐに避難地域になった。
国や県が安全宣言を出すとすぐに、住民自らの行動(計測)でそれを裏切る結果が出る。
放射線の影響についても別れる専門家の意見、どちらが正しいのかはそれまでの言動と実際との違いを見ればいい。
「皆さんは放射線管理区域の基準を上回るところに住んでいます。この現実から出発しないといけない。リスクがあることを認め、万全の態勢で臨まないといけません」
「水道水も野菜も果物も、放射線量はほとんどゼロ。だから、内部被爆なんてものはないのです。内部被曝も外部被曝も大丈夫だよということを、もっと広めて風評被害をなくし、東北に人が来るようにする必要があります」
自分で判断することが求められる。

東電「放射性物質は無主物、自分で片付けろ」
裁判所はその部分については触れず、ゴルフ場には「国の賠償の枠組みに従え」と。
もう!家中うんこだらけにされたんだぞ!国なんかあてになるか!わかってんだぞ!

検査をさせない国。するのは自治体。整わない態勢。
茨城県で「内部被曝検査などの健康調査は必要ない」という判断をした専門家の名は明かされず。
ホールボディカウンターの対象をスクリーニングで10万cpmとした。(当初は6000cpmで検査が必要とされた(安全委員会))
政府の怠慢で医師へ余計な負担が増える。放射線の説明まで医者にさせる状況。

「政府が被害を小さく見せようとし、事実をきちんと言わないから、住民の間で反目が生まれるのです。そして住民の対立は、政府や東電にとっては都合の良いことなのです」
「被害が出るのは、まだまだこれから。数十年先でも」
「被曝2世」問題も。心臓。免疫力低下。
国を信じて後から裏切られた騙されたと怒るか、できる限りの防衛をして証拠を残して戦うか。心構えと準備をすれば覚悟は決まり穏やかになる。被曝認定の国の基準は期待できない。それは戦後被曝60年以上の歴史が証明している。
政府の「低線量被ばくのリスク管理に関するワーキンググループ」は否定的見解の研究者が多すぎると、日本弁護士連合会が即時中止を求める声明を11月25日に出した。加害者側や行政側に被害の線引きを絶対にさせてはならない。
「原爆では、米国が内部被曝をなかったことにしました。福島が同じ軌道をたどることは絶対にあってはならないのです」

「病気になったら補償してもらうしかない。私たちはモルモットなんですから」
すでに被曝してしまった住民としては、避難をすることで補償が曖昧にされるよりも覚悟をして居直る。
子どもには他府県の食材を摂らせ、親は地元のものを食べる。住民はできる防衛をしている。検査で明らかな差が出る。
「町を出る人はこっそり出ていきます。誰にも言わずに」
抜け駆け、裏切り、そんな空気がある。
「(チェルノブイリでは)移住した人の方が早く亡くなる傾向がある」
避難してもすでに被爆しており、健康管理の充実度の違いと慣れない生活へのストレスか。

「ベラルーシでは基準以下の食品に認定証を発行し、認定証にはベクレル/kg表示」
市場原理が働き、放射能濃度が低い方が売れる。生産者へのモチベーションと消費者の選択(安心)
日本もこうなるべきだが、政府の及び腰が産地偽装を呼び込む悪循環へ向かわせているはずだ。

官邸の5日間=素人が環境を整えることもできずに右往左往、専門家は誰も(自ら)助言を与えずお役所仕事。
「総理に助言すべき組織が機能せず、当事者意識が欠如していた。組織の都合が優先され、必要な知識を持った人間が役職にいなかった」
おそまつだ!

もしも、1号機3号機の映像が先に官邸に入っていたら、国民がその情報を目にするのはいつになったことだろう。

 

SPEEDIの扱いについて、保安院を悪者にしたような書き方をしているのだが、それはなにか菅総理(当時)などと裏で取引が成立しているのではないか。だからまともな対応が取れていないのに誰も責任を問われないのではないのか。だって、対策本部から現地対策本部へとピンポイントで測定点を指定されているじゃないか。それはSPEEDIの情報があってそれを確かめるために指示されたのに違いないじゃないか。読んでいて違和感が消えないのは、その部分だ。いくらなんでも、優秀な人材がそろっていてそこまで間抜けになれるはずがない。だって、菅さんの横には保安院からSPEEDIの情報が送られていた班目さんがいたじゃないですか。そうなると細野さんが言うように『パニックを危惧した』ための隠蔽から、嘘に嘘を重ね続けた結果なのではないかと思えてくる。最高権力者の臆病さから、多くの人間がだらだらと引き延ばしているうちに共犯になって行った。もう、誰も本当のことが言えなくなった。互いを攻撃するような発言をしながらも、最終的な部分で自分の身を守るために引いてしまう。互いに弱みを握られているがために。あらゆることが情報隠しの方向へ動いているのを見ると、本当にそうではないのかと思えてくる。民主党政権が終わればどこかからほつれが出て真実が明らかになってくるのではないか。

怪しい(責任を問いたい)人間の名前を知りたい人はぜひこの本を購入してストックしておくといいでしょう。ネットで検索して探してもいいけど。被災者は訴えるべき人間を確かめるためにも。
賠償を犯罪的に減らそうとする奴らの責任を問い詰めて、訴訟で財産と尊厳を根こそぎ奪って欲しいわ。

そういえば4月の3日に発表されたという行方不明になっていた作業員2人の遺体発見は触れられていない。
連載の中ではあったのだろうか。次の本に載るだろうか。他の作業員の健康と被曝の状態は。

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◆アニメ「アクセル・ワールド」

2012年07月01日 03時03分03秒 | テレビとか

アクセル・ワールド 

#01(2012-04-08) キャラクターの絵が好きじゃないと思ったが、主人公とブタで思い直した。いや、結構面白くなりそうな予感がする。あれか、にくまる君への郷愁か。ああ、そうなると次で見るのをやめるようになる予感もする。

2012-09-23 最終回 ああ、憎らしい奴をゲームから追い出してハッピーエンド!ね、で、実社会では無害化されていくという、まあ、ご都合主義ですが、すっきり(あとくされなし)しますね。

ゲーム世界とか興味なかったけれど、それなりに楽しめるね。ゲームはやらないけど。

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