昨日の続き…
ユカリはこの店に度々遊びに来るので
キャストのオカマも彼女にかなり下品なネタをふる
サトミはテレビで見たオカマバーのイメージと
あまりにもかけ離れたこの店に違和感を覚えていた
目の前に居るオカマはそんな彼女にこう言い放った
「ちょっとォ、キレイぶってんじゃないわよ！」
Ｔが助け舟を出す
「オイオイ、いくら自分がブサイクだからって
彼女に八つ当たりすんなよ～」
「あらＴちゃん、まさかコノ子にお熱だったりしてェ…」
先程まで他のテーブルで賑やかに盛り上げていた別のオカマが
ころあいを見計らってチェンジした
こちらはまだまともそうだ
「あらあら、こちらのカワイ子ちゃん何だか怯えてるわね
さっきの化け物にイビられたのかしら」
このオカマは気が強そうな顔だがさっきのよりはマシだ
「彼女は今日が化け物屋敷デビューなんだよ」
「あらそうだったの、よろしくね～
アタシたち女の子の味方よ～」
ミミと名乗るそのオカマは３０代後半くらいだろうか
太っているのでお母さんの様な貫禄さえ漂わせている
「ちょっとアナタ、キレイな手をしてるわねェ
オバサンに見せて御覧なさい
あら、恋愛運は悪くないけど
結婚はきっとまだまだ先のようよ
それよりも生命線が太いし長いわ～
手首まで伸びてるでしょ
きっとかなり長生きするわよォ」
そう言えば占い好きの友達に手相を見て貰った時も
同じ事を言ってたっけ
「アタシなんか男運も金運も健康運もすべてダメなのにィ…」
ユカリが口を尖らせている
「ねえ、ミミさんは幽霊の存在とか信じますか？」
サトミがやっと口を開いた
「あなた、サトミちゃんって言ったっけ
見えるんじゃないの？」
そうなのだ、最近サトミはお店の中で
何度かヘンな影を見ているのだ
「トイレ前でおしぼりを持って
お客様が出てくるのを待ってる時に
中から奇妙な声を聞いた事もあるんです」
「おいおい、やめてくれよ
オレ苦手なんだよ、そう言うの」
Ｔはサトミの話に耳を塞ぐ
意外と怖がりのようだ
サトミたち以外の客はみんな帰って
ミミ以外のオカマたちもこのテーブルに集まっている
「ねえねえオバケの話なの？
この界隈にも出る店があるって聞いてたけど
アンタんとこだったのね」
さっきのオカマが言葉を挟む
「アタシも怖い話大好きだけどさ
こないだ夜中に一人で岩崎宏美の“万華鏡”聴いて
キン○マ縮みあがっちゃったわよォ」
身をよじりながら話に加わるのはチエと言う痩せたオカマだ
宜保愛子に似ているので余計に話がおどろおどろしい
万華鏡に限らず、レコードに吹き込まれた
不思議な音と言うのは他にもたくさんある
チエが続ける
「サトミちゃんの店って確か代替わりしてるよね
Ｍになる前にＳと言う店だったのよ
そこのキャストだった子が死んでんのね
送りの途中に交通事故にあっちゃって
助手席に乗ってた子なんだって…」
「やだ～もうやめようよ今夜眠れないよ～」
ユカリがＴにしがみ付いて悲鳴を上げる
ミミがサトミに尋ねた
「アナタ今、右の肩重くない？」
コノ続きは明日…
ユカリはこの店に度々遊びに来るので
キャストのオカマも彼女にかなり下品なネタをふる
サトミはテレビで見たオカマバーのイメージと
あまりにもかけ離れたこの店に違和感を覚えていた
目の前に居るオカマはそんな彼女にこう言い放った
「ちょっとォ、キレイぶってんじゃないわよ！」
Ｔが助け舟を出す
「オイオイ、いくら自分がブサイクだからって
彼女に八つ当たりすんなよ～」
「あらＴちゃん、まさかコノ子にお熱だったりしてェ…」
先程まで他のテーブルで賑やかに盛り上げていた別のオカマが
ころあいを見計らってチェンジした
こちらはまだまともそうだ
「あらあら、こちらのカワイ子ちゃん何だか怯えてるわね
さっきの化け物にイビられたのかしら」
このオカマは気が強そうな顔だがさっきのよりはマシだ
「彼女は今日が化け物屋敷デビューなんだよ」
「あらそうだったの、よろしくね～
アタシたち女の子の味方よ～」
ミミと名乗るそのオカマは３０代後半くらいだろうか
太っているのでお母さんの様な貫禄さえ漂わせている
「ちょっとアナタ、キレイな手をしてるわねェ
オバサンに見せて御覧なさい
あら、恋愛運は悪くないけど
結婚はきっとまだまだ先のようよ
それよりも生命線が太いし長いわ～
手首まで伸びてるでしょ
きっとかなり長生きするわよォ」
そう言えば占い好きの友達に手相を見て貰った時も
同じ事を言ってたっけ
「アタシなんか男運も金運も健康運もすべてダメなのにィ…」
ユカリが口を尖らせている
「ねえ、ミミさんは幽霊の存在とか信じますか？」
サトミがやっと口を開いた
「あなた、サトミちゃんって言ったっけ
見えるんじゃないの？」
そうなのだ、最近サトミはお店の中で
何度かヘンな影を見ているのだ
「トイレ前でおしぼりを持って
お客様が出てくるのを待ってる時に
中から奇妙な声を聞いた事もあるんです」
「おいおい、やめてくれよ
オレ苦手なんだよ、そう言うの」
Ｔはサトミの話に耳を塞ぐ
意外と怖がりのようだ
サトミたち以外の客はみんな帰って
ミミ以外のオカマたちもこのテーブルに集まっている
「ねえねえオバケの話なの？
この界隈にも出る店があるって聞いてたけど
アンタんとこだったのね」
さっきのオカマが言葉を挟む
「アタシも怖い話大好きだけどさ
こないだ夜中に一人で岩崎宏美の“万華鏡”聴いて
キン○マ縮みあがっちゃったわよォ」
身をよじりながら話に加わるのはチエと言う痩せたオカマだ
宜保愛子に似ているので余計に話がおどろおどろしい
万華鏡に限らず、レコードに吹き込まれた
不思議な音と言うのは他にもたくさんある
チエが続ける
「サトミちゃんの店って確か代替わりしてるよね
Ｍになる前にＳと言う店だったのよ
そこのキャストだった子が死んでんのね
送りの途中に交通事故にあっちゃって
助手席に乗ってた子なんだって…」
「やだ～もうやめようよ今夜眠れないよ～」
ユカリがＴにしがみ付いて悲鳴を上げる
ミミがサトミに尋ねた
「アナタ今、右の肩重くない？」
コノ続きは明日…
