ミックスパブ

この間、お店がハネてからお客様に飲みに連れて行って貰った

隣町にあるＭと言う店だ

細い階段を上って２階に上がると

朝の５時近くなのに大盛況だった

聞くと１０時まで営業との事

やっぱあるんだ、そう言う店が…


スタッフは５～６人

キャバっぽいがよく見ると組合と思しき人も…

テーブルに付いたヒナと言う子に訊く

「そうなんすよ～、アレおかまちゃんなの！」

ミックスパブのようだ

女性、男性、ニューハーフ、ホモと揃っていて

オナベを入れたら完璧だろう

ヒナがホモのスタッフを呼んだ

男物のスーツを着て化粧をしている

オネエ言葉を使っているがホントにホモなの？

腕を触ってみたら太い

「アラ、あんたスゴイ筋肉じゃないの」

「そうなのよ～、力仕事もやってるわけなの」

でも何で化粧してるのか意味が解らない

一応オネエ系をアピールする為なのだろうか

彼の中では、ドレスを着るのは抵抗あるがメイクはＯＫらしい

一緒に連れて来てもらったリエが興味を示している


しかしこの店のパワーは凄い

女性スタッフのヒナはどこのキャバにも居そうな

「小悪魔ａｇｅｈａ」タイプなのだが

オカマの毒舌にも全く動じない

逆に「それいただきました～！」とプラス思考

さらにリアクションがマチャミっぽいのだ

ドレスを捲り上げてパンティ丸出しで

「姐さん見て下さいよ～！Ｖラインがハミ毛してるんすよ～」

見せてもらっても対処に困るが

兎に角女を捨てて私たちを楽しませようとしている

ちょっと痛々しさも感じられた

「ヒナ、アンタやるよね～」

「超うれし～っす！」と言って

またまたＶ字開脚だ


隣のテーブルにはニューハーフが付いている

先ほどからコチラを見ている

ヒナに言ってしばらく彼女を付けてもらった

「アンタ幾つ？」

「２１です」

レイナと名乗るこのニューハーフ

まだ入店３週間らしい

それまでは男として昼間の仕事をしていたそうだ

髪の毛は長く、顔もまだ微妙に少年の面影を残している

ひげは処理しているのか薄い

「玉抜きなんです」

胸はヌーブラで底上げしていて豊胸はまだだ

どうも性同一性らしい

「え～、じゃあこう言う店だと厳しいんじゃないの？」

ウチの店にも以前ハルカという子が居たが

オカマに成り切れずに辞めていった

自分は女だと言う自覚が強過ぎて

道化に徹するのが辛かったようだ

だからレイナもきっと居心地が悪いのではないだろうか


それにしてもミックスなのに

ホモやニューハーフよりも女性スタッフの方が弾けてる

ヒナの様なパワフルなオミズを見ると

私も負けてられないわと刺激になった

今度はプライベートで遊びに行きたい