昨夜は久々のめまいと風邪のせいで一日中寝ていた
めまいは此処のところ沈静化していたのだが
一昨日辺りの営業中から症状が出始めていた
慣れって怖いもので
数年前なら2~3日は仕事を休んで
寝ていなければならなかったのだが
最近は具合が悪くても仕事をしていれば
いつの間にか治っている事が多かったのだ
今回もそのパターンだろうと軽く考えていた
ところが先週から風邪をひいて
イマイチ調子が悪かったところへめまいも重なり
土曜日の仕事終わりにはフラフラだった
帰りの電車内でも具合が悪くて
久々に千駄ヶ谷まで乗り過ごしてしまった
この駅はホームを移動しなくても
左右に上りと下りが停車するので
しばらくベンチに腰掛けて待っていた
気温はあまり低くはないが風が強く
ボーッとしてホームの看板などを眺めていた
昔はよくこの駅を利用していた
国立競技場のトレーニングジムに通う為だ
懐かしさに浸っていると電車がホームに滑り込んだ
土曜日の営業は連休に入った事もあってか
比較的静かだったが
懐かしいお客様や
心ときめかすイケメンまで
具合の悪さを吹き飛ばすラインナップだった
早い時間に近所の鉄板焼き屋のマスターから連絡があり
吉祥寺のスティングのシノブママが来ているとの事
電話を代わって貰うと
なんとナオヤちゃんも一緒だと言う
彼は仕事の関係で新潟に行っている筈だが
連休を利用して東京に戻って来たのだろう
確か以前ミッちゃんに呼んで頂いてスティングに伺った時は
私たちが帰るのと入れ違いにナオヤちゃんが来店
路上でルナ子から熱いキスの歓迎を受けていた
後ろ髪を引かれる思いでタクシーに乗ったのを覚えている
それ以来だったのでホント喜びもひとしお
シノブママにもナオヤちゃんにも大感謝
鉄板焼き屋から当店に場所を移して
ナオヤちゃんとツーショットの写メを撮ったり
彼の福山クンのナンバーを聴いたりと
何だかコチラが接待を受けてる様な気分だった
シノブママもとても気を遣ってくれて
私をナオヤちゃんの横に行く様に勧めてくれたのだった
その内ヒデミの丸出しショータイムが始まり
何気に彼女もナオヤちゃんにアピッっていた
そう言えばヒデミがさっきまで接客していた
久々ご来店のモリちゃんは何故か爆睡している
せっかく品川美容外科で大昔に100万かけたオッパイも
モリちゃんの前では何の意味も持たなかった様だ
シノブママとナオヤちゃんを見送った後
ボーイのトシがコンビニのバイトを終えてから出勤
先程まで3組のお客様が居たのだが
既にお帰りになった後だった
その後はKちゃんが後輩を連れてやって来た
今夜は色んなお店を回るらしくて
ウチにも立ち寄ってくれたのだった
本来はママのファンなのだが
彼女は風邪なのに無理して出勤し
ビールとブランデーをガブ飲みしたのが災いしたらしく
具合悪くなってさっきタクシーで帰ってしまった
「ゴメンネ~、ママは今帰っちゃった処よ~」
ありがたい事にそれでも店に入ってくれた
KちゃんのレインボーカラーのTバックの話や
ブログに出会い系のコメントが来て
うっかりアクセスしたらとんでもない事になった話など
楽しい話で時間が過ぎて行った
彼の後輩は沖縄出身との事で
目元が川平慈英にそっくりだ
可愛い顔なので彼女も居るだろうと思ったら
仕事が忙しくてそれどころではないようだった
お料理の得意な女子が希望だそうだ
Kちゃん達が帰った後は
近所の小料理屋の帰りに立ち寄ってくれたケイちゃん
彼は何故か機嫌が悪かった
小料理屋の前に行ったフィリピン人のローズから冷たくされたのだろうか
「んもう、ケイちゃんたら何よ~」
猫なで声で鼻をつまんでおしおき
「そうそう良い香りの香水があるのよ」
ケイちゃんは色んな香水を日替わりで付けている
私もプワゾンの強烈なのを以前プレゼントした
今回はマヤから貰ったデューンを
彼のお腹辺りにワンプッシュした
その途端ケイちゃんはゲホゲホと咳き込んだ
モロに吸い込んだ様だ
「何だよ~キツイ匂いだな~」
「あら、この香りは私がずっと愛用してたのよ
慣れればホントに深みのある素敵な香りよ」
そんな私の能書きには耳も貸さず
そろそろ帰ると聞かない
「わかったわよ!」
自転車に跨いだケイちゃんが転ばない様に見送った後
ホントに久々のお客様マー坊のテーブルにお邪魔する
彼は今年還暦を迎えたゲイで我々は彼を“お母さん”と呼んでいた
7~80代の太ったオジサマが大好物らしい
当店には中々マー坊のタイプは来店されないのだが
何故か月イチペースで遊びに来ていたのだ
この日ニット帽を被りマスクをした彼を
普通のスナックと間違えた人と思い
ヒデミは「オカマバーだけど大丈夫?」と聞いていた
私も最初はマー坊だと気付かなかった
何故なら彼は随分と体型が違っていたからだ
以前はとてもスリムで若々しく顔は三木のり平そっくりだった
それが今は10キロ以上太り顔は金子信雄に似ている
緑茶を飲みながら
「病気で2ヶ月入院したのよ
そのお陰で酒もタバコもやめたわ
退院後は早朝にジョギングを欠かさないの
それでお腹空かせて目一杯ご飯を食べるワケ
その甲斐あって今はこんなに素敵に太ったわよ」
マー坊はお腹の出た体型に憧れていて
自分もそんな風になりたかったのだとか
酒とタバコはやめられても男はやめられないらしく
上野のゲイサウナ“大番”には足繁く通っているとの事
「勿論彼氏も居るわよ
71歳なんだけど脳梗塞やって半身不随なのよ
でもアッチは元気よ~
もう色んなプレイでヒイヒイ泣かされてるわよ~」
嬉しそうに彼との秘め事を話すマー坊
ノンケのトシは目を丸くして聞いている
当店の向かいのビルの地下にMと言う店があり
お客さんが居れば何時だって営業を続けていた
マー坊はフケ専なのでそこの店を紹介した
ちょうど彼好みの常連さんが居て
ウチの帰りにMに寄るのが楽しみだったのだ
しかし数年前に閉店しマー坊も姿を見せなくなった
「懐かしいわね~
よくマー坊が出しゃばって
コハル姐さんやテルちゃんに叱られてたっけ」
Mのスタッフのお姐さんたちは現在Mの隣のRに居る
ただそこは1時頃に閉店してしまうのだ
ちょうど4時になった
「マー坊そろそろ看板よ」
「そうね、また来るわ~」
「Mはもうないからこれからどうするの」
「あら、ウチに帰ってジョギングよ
お昼から大番に行って来るわ~!」
何とも元気なお母さんなのだった
めまいは此処のところ沈静化していたのだが
一昨日辺りの営業中から症状が出始めていた
慣れって怖いもので
数年前なら2~3日は仕事を休んで
寝ていなければならなかったのだが
最近は具合が悪くても仕事をしていれば
いつの間にか治っている事が多かったのだ
今回もそのパターンだろうと軽く考えていた
ところが先週から風邪をひいて
イマイチ調子が悪かったところへめまいも重なり
土曜日の仕事終わりにはフラフラだった
帰りの電車内でも具合が悪くて
久々に千駄ヶ谷まで乗り過ごしてしまった
この駅はホームを移動しなくても
左右に上りと下りが停車するので
しばらくベンチに腰掛けて待っていた
気温はあまり低くはないが風が強く
ボーッとしてホームの看板などを眺めていた
昔はよくこの駅を利用していた
国立競技場のトレーニングジムに通う為だ
懐かしさに浸っていると電車がホームに滑り込んだ
土曜日の営業は連休に入った事もあってか
比較的静かだったが
懐かしいお客様や
心ときめかすイケメンまで
具合の悪さを吹き飛ばすラインナップだった
早い時間に近所の鉄板焼き屋のマスターから連絡があり
吉祥寺のスティングのシノブママが来ているとの事
電話を代わって貰うと
なんとナオヤちゃんも一緒だと言う
彼は仕事の関係で新潟に行っている筈だが
連休を利用して東京に戻って来たのだろう
確か以前ミッちゃんに呼んで頂いてスティングに伺った時は
私たちが帰るのと入れ違いにナオヤちゃんが来店
路上でルナ子から熱いキスの歓迎を受けていた
後ろ髪を引かれる思いでタクシーに乗ったのを覚えている
それ以来だったのでホント喜びもひとしお
シノブママにもナオヤちゃんにも大感謝
鉄板焼き屋から当店に場所を移して
ナオヤちゃんとツーショットの写メを撮ったり
彼の福山クンのナンバーを聴いたりと
何だかコチラが接待を受けてる様な気分だった
シノブママもとても気を遣ってくれて
私をナオヤちゃんの横に行く様に勧めてくれたのだった
その内ヒデミの丸出しショータイムが始まり
何気に彼女もナオヤちゃんにアピッっていた
そう言えばヒデミがさっきまで接客していた
久々ご来店のモリちゃんは何故か爆睡している
せっかく品川美容外科で大昔に100万かけたオッパイも
モリちゃんの前では何の意味も持たなかった様だ
シノブママとナオヤちゃんを見送った後
ボーイのトシがコンビニのバイトを終えてから出勤
先程まで3組のお客様が居たのだが
既にお帰りになった後だった
その後はKちゃんが後輩を連れてやって来た
今夜は色んなお店を回るらしくて
ウチにも立ち寄ってくれたのだった
本来はママのファンなのだが
彼女は風邪なのに無理して出勤し
ビールとブランデーをガブ飲みしたのが災いしたらしく
具合悪くなってさっきタクシーで帰ってしまった
「ゴメンネ~、ママは今帰っちゃった処よ~」
ありがたい事にそれでも店に入ってくれた
KちゃんのレインボーカラーのTバックの話や
ブログに出会い系のコメントが来て
うっかりアクセスしたらとんでもない事になった話など
楽しい話で時間が過ぎて行った
彼の後輩は沖縄出身との事で
目元が川平慈英にそっくりだ
可愛い顔なので彼女も居るだろうと思ったら
仕事が忙しくてそれどころではないようだった
お料理の得意な女子が希望だそうだ
Kちゃん達が帰った後は
近所の小料理屋の帰りに立ち寄ってくれたケイちゃん
彼は何故か機嫌が悪かった
小料理屋の前に行ったフィリピン人のローズから冷たくされたのだろうか
「んもう、ケイちゃんたら何よ~」
猫なで声で鼻をつまんでおしおき
「そうそう良い香りの香水があるのよ」
ケイちゃんは色んな香水を日替わりで付けている
私もプワゾンの強烈なのを以前プレゼントした
今回はマヤから貰ったデューンを
彼のお腹辺りにワンプッシュした
その途端ケイちゃんはゲホゲホと咳き込んだ
モロに吸い込んだ様だ
「何だよ~キツイ匂いだな~」
「あら、この香りは私がずっと愛用してたのよ
慣れればホントに深みのある素敵な香りよ」
そんな私の能書きには耳も貸さず
そろそろ帰ると聞かない
「わかったわよ!」
自転車に跨いだケイちゃんが転ばない様に見送った後
ホントに久々のお客様マー坊のテーブルにお邪魔する
彼は今年還暦を迎えたゲイで我々は彼を“お母さん”と呼んでいた
7~80代の太ったオジサマが大好物らしい
当店には中々マー坊のタイプは来店されないのだが
何故か月イチペースで遊びに来ていたのだ
この日ニット帽を被りマスクをした彼を
普通のスナックと間違えた人と思い
ヒデミは「オカマバーだけど大丈夫?」と聞いていた
私も最初はマー坊だと気付かなかった
何故なら彼は随分と体型が違っていたからだ
以前はとてもスリムで若々しく顔は三木のり平そっくりだった
それが今は10キロ以上太り顔は金子信雄に似ている
緑茶を飲みながら
「病気で2ヶ月入院したのよ
そのお陰で酒もタバコもやめたわ
退院後は早朝にジョギングを欠かさないの
それでお腹空かせて目一杯ご飯を食べるワケ
その甲斐あって今はこんなに素敵に太ったわよ」
マー坊はお腹の出た体型に憧れていて
自分もそんな風になりたかったのだとか
酒とタバコはやめられても男はやめられないらしく
上野のゲイサウナ“大番”には足繁く通っているとの事
「勿論彼氏も居るわよ
71歳なんだけど脳梗塞やって半身不随なのよ
でもアッチは元気よ~
もう色んなプレイでヒイヒイ泣かされてるわよ~」
嬉しそうに彼との秘め事を話すマー坊
ノンケのトシは目を丸くして聞いている
当店の向かいのビルの地下にMと言う店があり
お客さんが居れば何時だって営業を続けていた
マー坊はフケ専なのでそこの店を紹介した
ちょうど彼好みの常連さんが居て
ウチの帰りにMに寄るのが楽しみだったのだ
しかし数年前に閉店しマー坊も姿を見せなくなった
「懐かしいわね~
よくマー坊が出しゃばって
コハル姐さんやテルちゃんに叱られてたっけ」
Mのスタッフのお姐さんたちは現在Mの隣のRに居る
ただそこは1時頃に閉店してしまうのだ
ちょうど4時になった
「マー坊そろそろ看板よ」
「そうね、また来るわ~」
「Mはもうないからこれからどうするの」
「あら、ウチに帰ってジョギングよ
お昼から大番に行って来るわ~!」
何とも元気なお母さんなのだった