昨夜は早い時間に来た哲ちゃんが
他のテーブルで独りで飲んでたH美を気に入ったの
「あの子の飲み代も出すから
こっちで一緒に飲んでくれないかな~」
H美にその旨を告げると
「えっ?アタシで良いのかしら?」
小柄でとってもキュートなH美は誰からも好かれるキャラ
一方、哲ちゃんは独特の世界観を持つユニークなキャラ
ただ女性に対して変な事はしなさそうなので
目を光らせながらH美を哲ちゃんの隣に移動してもらった
そこからは延々哲ちゃんのB'Zオンステージ
10時過ぎから閉店時間まで他のお客さんのカラオケを挟みながら
これでもかと歌い続ける哲ちゃん
H美はかなり辛そう
必死であくびを噛み殺しながら手拍子を打っている
楽しい話の合間にカラオケで箸休めって言うパターンならアリだが
延々歌い続ける哲ちゃんにH美はギブアップ寸前
この日は他にもクマちゃんが連れて来た男子も個性的だった
黒いスーツを着て現れた彼は
一瞬、就活に励む女子大生のようにも見えた
「えっ?アナタ女?それとも…」
「男ですよ~」
声もボーイソプラノだ
顔立ちは左門豊作の妹と菅原洋一を足して2で割った感じだ
色白でヒゲもほとんどない
「あんたカミングアウトしなさいよ
ホントは男が好きなんじゃないの?」
「違いますよ~」
将来は機械工学の道に進みたいとかで
現在は塾で小学生に算数を教えているそうだ
カラオケでは聞いた事もない歌をチョイスしてたが
その声は女子だった
個性豊かなお客様の狂演で
明け方まで絶叫とも雄叫びともつかない歌声が
寂しい裏通りに響き渡っていたのだった
他のテーブルで独りで飲んでたH美を気に入ったの
「あの子の飲み代も出すから
こっちで一緒に飲んでくれないかな~」
H美にその旨を告げると
「えっ?アタシで良いのかしら?」
小柄でとってもキュートなH美は誰からも好かれるキャラ
一方、哲ちゃんは独特の世界観を持つユニークなキャラ
ただ女性に対して変な事はしなさそうなので
目を光らせながらH美を哲ちゃんの隣に移動してもらった
そこからは延々哲ちゃんのB'Zオンステージ
10時過ぎから閉店時間まで他のお客さんのカラオケを挟みながら
これでもかと歌い続ける哲ちゃん
H美はかなり辛そう
必死であくびを噛み殺しながら手拍子を打っている
楽しい話の合間にカラオケで箸休めって言うパターンならアリだが
延々歌い続ける哲ちゃんにH美はギブアップ寸前
この日は他にもクマちゃんが連れて来た男子も個性的だった
黒いスーツを着て現れた彼は
一瞬、就活に励む女子大生のようにも見えた
「えっ?アナタ女?それとも…」
「男ですよ~」
声もボーイソプラノだ
顔立ちは左門豊作の妹と菅原洋一を足して2で割った感じだ
色白でヒゲもほとんどない
「あんたカミングアウトしなさいよ
ホントは男が好きなんじゃないの?」
「違いますよ~」
将来は機械工学の道に進みたいとかで
現在は塾で小学生に算数を教えているそうだ
カラオケでは聞いた事もない歌をチョイスしてたが
その声は女子だった
個性豊かなお客様の狂演で
明け方まで絶叫とも雄叫びともつかない歌声が
寂しい裏通りに響き渡っていたのだった