昨夜の事
いつもの様にミッちゃんから連絡があり
吉祥寺のスティングに迎えに行く為タクシーに手を上げた
深夜3時頃だったので店前を流している車はないだろうと
駅まで歩く途中の事だった
「吉祥寺までお願いします」
「はい」と帰って来た声は女性だった
タクシーに乗った時に女性のドライバーだと何だか安心する
彼女が言葉を続ける
「あら良かったわ~
今日は暇でね…」
声の調子に聞き覚えがあった
「もしかして運転手さん、以前も乗せてもらった事のある人?」
「エッ?そう?」
確かに間違いない
あの75歳の女性ドライバーだ
かなり前のこのブログでも紹介したが
彼女は高齢者専門のタクシー会社に所属して居る
90歳越えのお母さんの面倒を見ながら
週に何度か車を運転しているそうだ
「あら嬉しいわ、お姐さんとまた会えるなんて
確かキャリアの長いドライバーさん達ばかりの会社よね」
「そう、でもね最近は不景気で12人もリストラされたの」
「まあ、何処も大変なのね」
車はあっと言う間に吉祥寺の丸井前だ
人影はまばらで空車のタクシーが列を成している
キャバのボーイだろうか
こんな時間なのにまだキャッチをやっているが
あまりにも人が居なさ過ぎて手持ち無沙汰だ
「最近ミッツ何とかって言うのがよくテレビに出てるよね」
徳光さんの甥っ子のミッツ・マングローブの事だ
私に合わせようとオネエ系の話を振ってくる
「あのミッツ何とかよりもお姐さんの方が綺麗ネエ」
お世辞でも嬉しい
「そう言えば、もう一人でっかいのが居るじゃない」
「ああマツコ・デラックスね、よく似てるって言われるわ」
「そんな事ないよ、お姉さんの方が一回り小さいよ」
え~と嬉しいんだか何だか…
車は間もなく目的地だ
とても名残惜しい
このタクシーは指名が出来ないので
また次に乗せてもらえる日はいつか分からない
料金は1250円だがお姐さんは1000円で良いと言う
とんでもない、そんな事は出来ないと
私は少ないけれど2000円でお釣りはいらないと彼女の手に渡すが
決して余分には受け取ってくれないのだ
「じゃあせめて額面通りに受け取って
たまには娘の言う事聞いて」
いつの間にか娘になっているし…
「そう、ありがとね」
車を降りてからもとても名残惜しかったが
またいつか運が良ければ乗せてもらえるだろう
どうかそれまでお元気でね
いつもの様にミッちゃんから連絡があり
吉祥寺のスティングに迎えに行く為タクシーに手を上げた
深夜3時頃だったので店前を流している車はないだろうと
駅まで歩く途中の事だった
「吉祥寺までお願いします」
「はい」と帰って来た声は女性だった
タクシーに乗った時に女性のドライバーだと何だか安心する
彼女が言葉を続ける
「あら良かったわ~
今日は暇でね…」
声の調子に聞き覚えがあった
「もしかして運転手さん、以前も乗せてもらった事のある人?」
「エッ?そう?」
確かに間違いない
あの75歳の女性ドライバーだ
かなり前のこのブログでも紹介したが
彼女は高齢者専門のタクシー会社に所属して居る
90歳越えのお母さんの面倒を見ながら
週に何度か車を運転しているそうだ
「あら嬉しいわ、お姐さんとまた会えるなんて
確かキャリアの長いドライバーさん達ばかりの会社よね」
「そう、でもね最近は不景気で12人もリストラされたの」
「まあ、何処も大変なのね」
車はあっと言う間に吉祥寺の丸井前だ
人影はまばらで空車のタクシーが列を成している
キャバのボーイだろうか
こんな時間なのにまだキャッチをやっているが
あまりにも人が居なさ過ぎて手持ち無沙汰だ
「最近ミッツ何とかって言うのがよくテレビに出てるよね」
徳光さんの甥っ子のミッツ・マングローブの事だ
私に合わせようとオネエ系の話を振ってくる
「あのミッツ何とかよりもお姐さんの方が綺麗ネエ」
お世辞でも嬉しい
「そう言えば、もう一人でっかいのが居るじゃない」
「ああマツコ・デラックスね、よく似てるって言われるわ」
「そんな事ないよ、お姉さんの方が一回り小さいよ」
え~と嬉しいんだか何だか…
車は間もなく目的地だ
とても名残惜しい
このタクシーは指名が出来ないので
また次に乗せてもらえる日はいつか分からない
料金は1250円だがお姐さんは1000円で良いと言う
とんでもない、そんな事は出来ないと
私は少ないけれど2000円でお釣りはいらないと彼女の手に渡すが
決して余分には受け取ってくれないのだ
「じゃあせめて額面通りに受け取って
たまには娘の言う事聞いて」
いつの間にか娘になっているし…
「そう、ありがとね」
車を降りてからもとても名残惜しかったが
またいつか運が良ければ乗せてもらえるだろう
どうかそれまでお元気でね