出勤前に自室にて更新している
先週の土曜日に初来店のお客様
男性お1人と女性お2人の3人組
キャリーケースを引っ張ってお見えになった
旅行帰りだったのだろうか
彼らが見えた時は他の団体さんも居て
ザワザワしていたのでゆっくり話せなかったが
一段落してイロイロとお話を伺ったら
兵庫県出身の既存のお客様から
当店の事(特にボーイのトシ)を聞いていたらしい
私はすぐに思い当たる所がなかったが
トシは少ししてKちゃんだと気付いた
そう言えば何か月もぷっつり見えていない
時おりトシがLINEするも返事はなく
当店で仲良くなったMさん共々
Kちゃんの事を心配していたのだ
「え?Kちゃん元気なの?
ここの所、御無沙汰だわ~」
3人は複雑な表情をしていた
そう言えば彼らは黒い服を着ていて
まるでお通夜か葬式の帰りみたいだったので
「もしかして、亡くなったの?」
冗談のつもりで言ったら的中してしまった
真ん中に腰かけていたのが奥さんで
とても素敵な女性だった
彼女を挟む様に妹さんと
Kちゃんの同僚が腰かけていた
奥さんが悲しそうに「病気じゃなかったの」
自死だとすぐに理解した私は
当店ではとっても明るくて
いかにも関西人らしいノリだった事や
自分の事はあまり語らなかったが
人の話はよく聞いていた事など
一人息子さんのサッカーの試合があるとかで
何度か帰省していた話もした
奥さんがカウンターに置いたケータイの待ち受けが
その息子さんだった
20歳で、就職が決まったばかりだとか
当店で知り合った近所のお店のRカ
彼女の店にも何度か行くようになったKちゃん
Rカも急に連絡が取れなくなったKちゃんを
とっても心配していた
仕事終わりに駆け付けたRカは
Kちゃんの住んでいた所が近いと言うので
まだ奥さんがこちらに居るのであれば
是非会いたいとKちゃんのケータイにメールを送ったそうだ
急な事で私もトシも
Kちゃんを知っている何人かのお客様も
とても信じられないでいる
最後に現れた時はかなり太っていたが
それから食事も喉を通らず
その後はかなり痩せていたと言う
帰りがけに奥さんが泣いていた
Kちゃんが命を絶った理由は恐らく仕事上の事だろう
誰にも弱音を吐かずに
自分だけで解決しようと奮闘したが
それが精神的に彼を追い詰めたのかもしれない
今でも人懐っこい笑顔と関西弁が思い出される
やっと肩の荷が下りて自由になれたKちゃん
残された家族の事を案じながら
何処かで見守っている事だろう
先週の土曜日に初来店のお客様
男性お1人と女性お2人の3人組
キャリーケースを引っ張ってお見えになった
旅行帰りだったのだろうか
彼らが見えた時は他の団体さんも居て
ザワザワしていたのでゆっくり話せなかったが
一段落してイロイロとお話を伺ったら
兵庫県出身の既存のお客様から
当店の事(特にボーイのトシ)を聞いていたらしい
私はすぐに思い当たる所がなかったが
トシは少ししてKちゃんだと気付いた
そう言えば何か月もぷっつり見えていない
時おりトシがLINEするも返事はなく
当店で仲良くなったMさん共々
Kちゃんの事を心配していたのだ
「え?Kちゃん元気なの?
ここの所、御無沙汰だわ~」
3人は複雑な表情をしていた
そう言えば彼らは黒い服を着ていて
まるでお通夜か葬式の帰りみたいだったので
「もしかして、亡くなったの?」
冗談のつもりで言ったら的中してしまった
真ん中に腰かけていたのが奥さんで
とても素敵な女性だった
彼女を挟む様に妹さんと
Kちゃんの同僚が腰かけていた
奥さんが悲しそうに「病気じゃなかったの」
自死だとすぐに理解した私は
当店ではとっても明るくて
いかにも関西人らしいノリだった事や
自分の事はあまり語らなかったが
人の話はよく聞いていた事など
一人息子さんのサッカーの試合があるとかで
何度か帰省していた話もした
奥さんがカウンターに置いたケータイの待ち受けが
その息子さんだった
20歳で、就職が決まったばかりだとか
当店で知り合った近所のお店のRカ
彼女の店にも何度か行くようになったKちゃん
Rカも急に連絡が取れなくなったKちゃんを
とっても心配していた
仕事終わりに駆け付けたRカは
Kちゃんの住んでいた所が近いと言うので
まだ奥さんがこちらに居るのであれば
是非会いたいとKちゃんのケータイにメールを送ったそうだ
急な事で私もトシも
Kちゃんを知っている何人かのお客様も
とても信じられないでいる
最後に現れた時はかなり太っていたが
それから食事も喉を通らず
その後はかなり痩せていたと言う
帰りがけに奥さんが泣いていた
Kちゃんが命を絶った理由は恐らく仕事上の事だろう
誰にも弱音を吐かずに
自分だけで解決しようと奮闘したが
それが精神的に彼を追い詰めたのかもしれない
今でも人懐っこい笑顔と関西弁が思い出される
やっと肩の荷が下りて自由になれたKちゃん
残された家族の事を案じながら
何処かで見守っている事だろう