朝から人身事故２

昨日の続き…

人身事故の影響で帰宅の足を止められた私

始発の急行は約９０分遅れで新宿を出発した

車内はかなりの混み様だ

下りとは言え、通勤ラッシュの時間帯に突入しているので

この先の代々木上原や下北沢、登戸など他社線との乗換駅では

更なる混雑が予想される

覚悟を決めて膝に乗せた鞄を強く握りしめる私だった


車内アナウンスは駅に到着する度に遅れた事へのお詫びを繰り返す

電車遅延ツイッターでは駅員へ詰め寄る乗客も確認されている

それが傍目にも尋常ではないと分かるテンションだとか

電車が遅れる事で大事な商談に間に合わないとか飛行機に乗り遅れたとか

色んな弊害が生じるだろう

だからと言って駅員にここぞとばかりに

日頃のストレスまでプラスして罵倒するのは如何なものか


電車は後から乗って来る客で既に超満員だ

目の前に立っている会社員の足が私の膝にぐいぐい食い込んで来る

よく見ると吊り革に掴まっている人は真っ直ぐに立っていないのだ

下りる人も必死で人の壁をかきわけなければならない

しかも学校が多い新百合ヶ丘から本厚木までは急遽各駅に停まるらしい

エアコンの冷気は立ちはだかる壁に阻まれ座席にまでは届かない

すし詰め状態で具合悪くなる人も出るだろう


電車は私の下車駅に到着した

この駅も他社線との乗換駅で乗降客は多い

出口の横の座席に腰掛けていたにもかかわらず

なかなか外に出られないのだ

奥の方に乗ってた人は無事に下りる事が出来ただろうか

ホームには溢れんばかりの人の波

此処でも遅れたお詫びのアナウンスが繰り返されている


エスカレーターで改札階に降りてたら駅員が若い男に怒鳴られていた

決して駅の対応が悪いわけではないのに

持って行き場のない怒りは抗う事の出来ない駅員に向かう

朝のラッシュアワーを混乱に陥れた人身事故は何と翌朝にも起きた

私は既に電車を降りた後だったから難を逃れたが

人身事故って連鎖するものなのだろうか