また巨匠が

出勤電車内にて更新している

テレビ界の大御所の訃報が続いている

先日の永六輔やザ・ピーナッツで

かなりショックだったのに

あの大橋巨泉までもが旅立ってしまった

若い人にはあまり馴染みがないだろうが

昭和テレビキッズの私にとっては

かなりの喪失感である

７０年代、私の田舎では「１１ＰＭ」は

放送されていなかった

日本テレビ系列局の南海放送は

教育上あまりお奨め出来ないと

ネットしていなかったのかもしれない

大橋巨泉はその番組でも顔だった様だ

その時、横に居たのは朝丘雪路

オープニングの自己紹介で

「朝まるで弱い…」がお決まりだった

これは確か高校生の頃に友達から聞いて

何故か頭にこびりついていたのだ

後は万年筆のＣＭで

意味不明な呪文の様なフレーズも

幼なじみがよく真似ていた

他にも名物番組の司会でも有名過ぎる

かなり前のトーク番組で

「最近のテレビの現場には緊張感がない

ＶＴＲ収録で後から編集すれば良いから」

と苦言を呈していた

テレビ早創期を支えて来た彼だから重みがあった

ＶＴＲがない頃は全てが一発勝負

間違いは許されないのだから

とんでもない緊張感だったのだろう

キャリアに裏付けされた大物感で

常に上から目線なのも彼なら仕方ないと思えた

それにしても今年は昭和のビッグネイムが

次々とこの世を去っている

子供の頃のお茶の間に夢や希望

或いは大人のたしなみを教えてくれた

素敵な巨匠たちに心から感謝の拍手を贈りたい