恋の終わりを涙で語る女

出勤電車内にて更新中である

今週はお天気が不安定だと予報が出されていたが

週明けから的中してカラッとしない空模様

それでも昨夜は看護士６人組が

元気に口開け来店してくれた

２０代の彼女達の恋愛事情は様々で

中学あるいは高校時代の同級生と

紆余曲折ありながら

現在は結婚を前提に付き合っている人

５年間付き合って同棲までしていた相手と

数日前に別れたばかりの人

現実の恋よりジャニーズを追っかけている方が

数倍楽しいと地方のコンサートまで

熱い応援に出掛ける人など…

話はつい最近恋の終わりがあった彼女に

的が絞られた

相手は同じ病院の医師で三人兄弟の真ん中

草食系の彼に彼女は世話女房と

お母さんの役目を担っていた様だ

同棲を含めて５年付き合っていた彼と

感覚の違いが大きく開いて行ったと言う

最後は別な女の影もちらつき

問い詰めたらその女に心がうつっていると

彼も認めて破局に至ったそうだ

他にも別れの一因になる事があった様である

彼女の話を聞いていると

大雑把で坊っちゃん育ちの彼は

時間の経過と共に彼女との暮らしが

窮屈になって行ったのではないだろうか

彼女の方も彼のだらしなさを放っておけず

口やかましくなって行ったのかもしれない

泣きながら別れた男の話をする彼女

しかしまだ２０代の半ばなのだ

幾らでも恋のチャンスはあるだろう

同僚に慰められながら

ひとしきり話し込んだ彼女は泣きやんで

「アタシ整形したいの

フタエに前から憧れてたの」

新しい恋を見つける為にイメチェンしたいとか

そう言えば少し腫れぼったいマブタをしている

「どうせなら良い病院を見つけなさいよ」

とエールを贈る私なのだった