昨日の続きです。
昔の風情を残した通りを、散策地図片手にずんずんと進んでいきました。
まずは山王宮日吉神社を目指します。
結構道が湾曲していて、超方向音痴のなつみかんがたどり着けるのか心配になりましたがなんとか到着。
鳥居にちょっと派手な扁額が「他の神社とは違うぞ!」と主張しているようです。
鳥居の向こうに京都丹後鉄道の単線の線路が・・くぐった途端に、踏切の音!
振り返ると、青い列車が通過していきました。
(ちなみに、こちらは「あおまつ号」のようで、普通運賃で乗車できる上級列車のようでした。乗ってみたかった!)
通過を見送ってから神社に向かいました。
いきなりご神木のスダジイ巨木が現れ、テンション一気にアップです!
樹齢800年とも千年とも言われているそうですが、今も大粒の実をたわわに実らせるそうです。
神社では、その実を保存し、お正月にご飯に混ぜて神様にお供えすると説明板に書いてありました。
境内に登る石段の下に、神社のご由緒をかいた看板がありました。
そちらによると、ここ山王宮は平安期に比叡山坂本にある日吉神社を勧請した神社だそうです。
宮津郷の総産土社で、古くから宮津藩の守護神として崇敬され、家中や町方とも深いかかわりを持っていました。
国祭りとしての山王祭が盛大に行われており、今も例祭として続けられているとのことです。
石段を上ると掃き清められた境内に拝殿が見えます。
拝殿です。
近づくと、大きな「武神」の額が・・・
お参りをしてから境内を一周しました。
拝殿の後ろに本殿があります。横から見たところ。
境内でまず目についたのが大きなピンクのサザンカの木!
最盛期は終わっていましたが、まだピンクの花を沢山付け、虫たちがさかんに蜜を吸っていました。
神社のHPで見て見ると、なんとこのサザンカは樹齢400年とも伝えられ、市の天然記念物に指定されているそうです。
最盛期は丸いピンクのかたまりのようになるそうです!
本殿の両側に摂社が並んでいます。
一番有名なのがこちらの杉末神社。
何が有名かと言うと、こちらの神社の例祭として行われる、「赤ちゃん初土俵入り」。
華麗な化粧まわしを付けた幼児が、見えない神様を相手に相撲を取るという神事だそうです。
神様に負けて転び、土俵の土が付くと健康に育つといい、今や全国的に人気の祭りなんだそうです。
今年はコロナで中止になったそうですが、例年250人ほど参加するとか!
そういえばテレビのニュースで見たことがあるような気がしますが、ここだったんですね。
その土俵も境内でみることができます。
他にも恵比寿神社(左)、琴平神社(右)などの摂社があります。
お参りを済ませ、何気なく後ろを振り向いたときに目にしたのが・・・
当たり前といえば当たり前ですが、向こうに広がるのは海!
地元宇治では絶対に目にできない光景に感動しました。
別の角度からみた光景。燈籠の六本足も面白かったですが、やはり気になるのは中央奥の木。
こちら、「含紅桜」というこちらも樹齢400年の桜で、やはり天然記念物に指定されている名木です。
写真でみると、少し垂れ下がる枝に最初は薄いピンクの花が咲き、それが徐々に赤みを帯びてくるそうです。
こちらも見てみたいです。
植物を見て元気が出たところで、次は、近くにあるはずの公園に向かいます。
地図を見ると、一筋違いのようです。
時刻は12時半。ふと目にしたジシバリに癒されながら次の目的地に出発です。
【撮影:2021/12中旬 宮津市】