夏木広介の日本語ワールド

駄目な日本語を斬る。いい加減な発言も斬る。文化、科学、芸能、政治、暮しと、目にした物は何でも。文句は過激なくらいがいい。

菅家さんの冤罪の原因は徹底的に追及すべきだ

2009年10月23日 | 社会問題
 足利事件の再審で、司法側は正式に無罪だと決定する事で幕引きをしようと企んでいる。それに対して菅家が噛み付いたのは当然だ。自分勝手な奴らのために17年間も死刑と向き合わさせられて来たのだ。申し訳ありませんでした、で済むと思うのがおかしい。
 検察官の一人がそれは必要無いなどと破廉恥にも言っていた。いい加減な事をしたのではないと確信を持っているのなら、正々堂々と糾明に応じれば良いだけの話である。後ろ暗い所があるからこそ、簡単に幕引きをしようとするのではないか。
 JR西日本の歴代3社長に対して、神戸第一検察審査会が起訴相当と議決した。これまもた徹底的に追及すべき事柄だ。
 力ある者達が(実力ではない。単に浮ついた権力を持っている者達の事だが)実に巧みに自分の罪を逃れているのを見逃してはならない。馬鹿を見させられて泣かされているのはいつもいつも名も無き庶民なのだ。
 社会的成功者が汚い金儲けをしている典型的な例の一つとして、過払い返還請求を主たる業務としている弁護士達が申告漏れを指摘されている。
 資格を持つ者約800人中、約700人が79億円もの申告漏れである。一人当たり平均は1100万円以上にもなる。何と87・5%もの弁護士が正義漢づらをして悪徳を重ねていた訳だ。

 この申告漏れについて、東京新聞は08年度の個人や個人事業者全体の申告漏れ総額を9155億円と書いているが、申告漏れが総数何人なのかが分からないので意味が無い。総数がこの弁護士達の100倍で約92億円の申告漏れになるが、総数が7万人程度のはずがない。総数70万人で一人当たり13万円の計算になる。まあ、やる奴は徹底的にやるのだろうから、平均を出してみてもあまり意味は無いが、それでもいかに弁護士達の申告漏れの金額が大きいかが分かる。
 弁護士の収入は庶民とは桁が違う。だからこの申告漏れが収入に対してどの程度かも問題ではあるが、この金額の絶対額が庶民に対してどれほどの大きさになるのかをきちんと説明しなければ、個人や個人事業者云々の記事は意味を持たないと思う。