千艸の小部屋

四季折々の自然、生活の思いを、時には詩や創作を織り交ぜながら綴りたい。

さくらんぼ

2016年07月03日 | 日記

 先日、ご近所の方からさくらんぼをいただいた。
 山形にさくらんぼ狩りに行って来たのだそうだ。
 甘いさくらんぼだった。
 口に含むと、子供時代が蘇ってくる。

 我が家から十字路を横断した先にY商店があった。道路の右側、川のそばに大きな桜の木があった。春は桜の花がいっぱい咲き、花の時期が終わるとたわわな実が実った。子供の手でも届きそうな位置までも、真っ赤なさくらんぼがぶら下がった。甘い香りと共に、摘み取ってたべてしまいたい衝動にかられた。ぐっと我慢した。我慢する切なさを味わった。さくらんぼが実る桜の大樹の向こうは小、中学校のグラウンド、山側に宇田沢川が流れていた。

 大水が出て、宇田沢川の堤防が切れた。周辺の家々は被害に遭った。その頃か、後なのか定かではないが桜の木は伐採されていた。
 道路も広がって、川も蓋で覆われ、通学路が出来た。ずっと、ずっと後の事だ。



 
 娘からさくらんぼ狩りの便りが届く。
 学校行事ではなさそうだ。ヒップホップか、何か、親子一泊旅行に参加したようだ。



 大きな桜の木に見える。何かに上がってのさくらんぼ狩りのようだ。



     さくらんぼ、美味しいよ。



 そうか、脚立の上に上がっていたのね。運動神経抜群のるうちゃんだから、木登りも得意だけど、農園じゃやらないよね。



     おともだちとなかよくパチリ!!



 帽子の中にもさくらんぼが入っているね。
 ママやおともだちとのさくらんぼ狩り旅行、楽しい思い出になったわね。



 「神去なあなあ夜話」→“かむさりなあなあやわ”

 徳間文庫、発売と同時に書店で購入。



 『旋律のような』(2012・11・10)で書いたが、三浦しをんの著書に感動した。作品の全てがよかった訳ではない。

 最初に読んだ本は、「舟を編む」だった。新刊書だった。
 「大渡海」という辞書を編纂していく物語だ。辞書は言葉の海を渡る舟、編集者はその舟を編んでいく。とても感動した。

 三浦しをんは「まほろ駅前多田便利軒」で直木賞を得た若手の作家。

 独特のスタイルがあって実に面白い。

 二十歳になった平野勇気が、自然豊かな神去村に魅せられていく。
 個性的な村人たちが繰り広げる騒動記。

 世代を超えた面白さがある。

 どうぞ あなたも。


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2 コメント

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こんにちわ (ゆぐ)
2016-07-05 13:54:31
さくらんぼ狩り 楽しかったことでしょう
帽子の中にはお土産のさくらんぼが沢山

読書には縁のない私
難しい字があれば飛ばして読み
頭の中に入るはずないですよね
落ち着きがなくて困ったものです

賢そうなるうちゃん
ばぁばに似て小説が好きな素敵な女性になりそうですね
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元気な明るい子に (azumi)
2016-07-05 16:43:44
ゆぐさん、こんにちは。
晴れて風もあったので、洗濯物をたたみ始めたところ、なんと乾きが悪くてがっかりです。梅雨時なんですよね。ジメジメは嫌ですね。るうは私には似ていません。ゆぐさんタイプかも。運動神経もね。羨ましいです。カラっと明るく機敏な動作のゆぐさんが・・・ウフフ、真似したくとも出来ません。私の文章書きはボケ防止なので~す。笑って下さい。昨日は米茄子がないので普通の茄子を使いました。オリーブオイルとニンニクを代用。まあまあ、美味しかったです。また教えてね。

元気な明るい子に育ってくれれば一番嬉しいです。
ありがとう。
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