千艸の小部屋

四季折々の自然、生活の思いを、時には詩や創作を織り交ぜながら綴りたい。

2011年07月22日 | 日記

     

いつも豊かなものを求めていました
経済的に安定した生活とか
部屋を美しく飾るとか
綺麗な女になりたいとか
豊かな胸が欲しいとか
そんな願望は些細なことで
もっと深いものを
いつも求めていました

自分を視つめてみれば
若さだけでかろうじて自己満足していた時代は
とっくに過ぎて
もうごまかすことのできない
ありのままの自分がここにいます
体力も衰えて
精神的なちょっとしたことでも
疲労を覚えます
そんなとき
思考する力は全くなく
鏡に映る自分は
まちがいなく年を経た女に他なりません

そんな自分でも
豊かなものを求める心に
変わりはないのです

眼に見える全ての自分は嫌いなのに
眼に見えないただ一つのもの
ただ一つだけ自分の中で好きだとしたら
いつも変わらなかった
心です
豊かなものを求めようとする心だけです

      1988・7・22  azumi

 23年前の今日の詩。
 自営を始めた夫を手伝うようになる。
 まだ若かったのに、半ば肉体労働のような仕事に慣れなくて、心身共に疲労した頃。仲間とのつながりに支えられていた。
 実り多き人生とは云えないが、心の豊かさを求めることもなくなった。だが変わっていない。あの頃も今も。友と会えば、瞳輝く私がいる。友も同じだ。

 室内温度26℃
 昨日の夜から、初秋のような涼しさ。

 お昼前、近所の名物おじさんがへびうりの天ぷらを揚げて持って来てくれた。
 まだ実物をみていないが、へびのかたちをした長うりで生臭いと言う。
 食べたがイケる。美味しい。おじさんは元料理人。さすがである。
 名物おじさん、ユニークな人なのだが話はここまで。










 写真は魚野川。
 暑い日だったが、釣り人は、二、三人見かけただけ。
 魚野川、今年も鮎は少ないのか、釣り名人から夫への呼び出しがかからない。

 待望の雨が、ポツリ、ポツリ、落ちてきた。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
欲があるから・・ (yuumi)
2011-08-03 18:16:04
人間欲があるから前を向く。
欲があるから努力もする。

何もいらなくなったら・・

それは死が近づいている証拠。

変わらない「こころ」
大事にしたいね。
返信する
 (azumi)
2011-08-03 21:57:46
yuumiさん、こんばんは。

いつも前向きなyuumiさんらしい言葉ですね。
「欲」ね。いろんな「欲」がありましたね。
なにもいらなくなったら・・・晩秋の枯葉に例えてしまいがちだけど・・・
そうだ、みずみずしいままの青葉を一枚残しておきましょうか。
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