(写真は昨年夏)
ドドド、ドド、ドドドドドン。
どこかで炸裂音。煙火が始まるらしい。
闇の彼方に耳をそばだてる。
浦佐かな。
夏祭りの季節がやってきた。
しおざわ夏まつり、
兼続公まつりとつづき、今宵が大煙火大会である。
娘たちが幼かった頃の記憶がかすかによぎる。
パンツ一枚になった子供たちは、浴衣の着替えの順番待ち。
もう丈が短くなったからあげのしつけをほどこうかと母。
いいよ、いいよ。時間がない、と言うのは私。
箪笥から出して点検していなかったのも私。
風呂上がりの娘たちのおさげを結い直すのも私。
早くしろよ。
気短な夫の大きな声。
こどもらのきゃっきゃっ言う声と、ゆだるような暑さが家中を行ったり来たり・・・
最後に母の手早な着替えと化粧が済んで、家を車で出発。
町をめざして、車の光のラッシュがつづく。
車を駐車するスペースを確保するのも大変だった。
凄い人、人、人。
美味しげなにおいと子供たちの心を誘惑する屋台、出店。
今日は少しだけだよ。
父親に念を押され、頷く娘たち。
ところがいっしょに歩いていたはずの娘一人がいない。
慌てて後戻り。
いた。いた。
おもちゃの屋台で動けなくなっている娘が。
目当てのものがあるらしい。
後でね。
何を言ってもだめ。
歯を食いしばって、てこでも動こうとしない。
結局根負けしたのは父親。
友人宅へ家族で招待されていたから、時間が気になる。
早く呑みたい。
帰りは、決まって私の運転。
ねばり強かったのは二人の娘、どっちだったかな。
孫たちを見ていれば分かる。
母は、父を亡くして何年か気力を失っていた。生来努力家で多趣味。民舞も上手かったので、祭りは心が騒いだに相違ない。後に、祭りの踊りにも参加するようになる。
六日町祭りの最後を飾る煙火、
あの頃は、小学校の校庭に茣蓙を持ち込んだり、友人宅の二階の窓際で楽しんだりした。
今宵の煙火、二年ぶりだがどこで観ることになるのだろうか。
お家ご飯。
あんかけ揚げナス。
ナス300㌘位。大根170㌘位。みりん大さじ2、醤油大さじ2、水溶き片栗粉大さじ1、水大さじ1、大葉1~3枚位(菜園にある)。揚げ油。
乱切りにしたナスを揚げる。大根おろしを作る。醤油、味醂を煮て水溶き片栗粉を入れとろみをつける。揚げたナスに、大根おろし、あん、大葉を盛りつければ出来上がり。
夏大根は水分が多いので、少ししぼるといいかも知れない。大葉は枚数が多い方が見た目もいい。買うと高い。
醤油、味醂も味加減が必要。我が家は薄味にしている。
獅子唐&伏見甘南蛮のざっと炒め。
オリーブオイル、塩、胡椒。
菜園野菜で手軽に作るが、これがさっぱりとして美味しい。
バターで炒め、炒めすぎないように火を止め、その上に醤油を少々振っただけで乙な味になる。
お化けズッキーニのスープ。
ズッキーニの大きな葉の下に巨大ズッキーニが隠れていたようだ。40センチほどあっただろうか。もったいないのでいろんなものに使ってみた。
皮を剥いて、まずは味噌汁の具に。とろけるチーズとマヨネーズ、ブラックペッパーでホイル焼きに。そしてスープである。
皮を剥いたズッキーニとしめじをオリーブオイルで炒め、水、料理酒、中華スープの素を加えて煮込んだ。バジルの葉を散らしてみた。
思いがけなく美味しい味になった。
キュウリのジンジャー漬け。
キュウリ 3キログラム
「A」
醤油 4カップ
砂糖 500グラム
酢 150ml
ショウガ 1片
(1)「A」を鍋に入れて沸騰させる。
(2)(1)に好みの大きさに切ったキュウリを入れて、火を止め冷ます。☆ふたはしない。
(3)キュウリを取りだし、(1)と(2)を2回くり返す。
(4)3回目にショウガのせん切りを入れる。
これはキュウリが採れすぎて困ったときの漬物である。レシピ通りなのでお試しあれ。
揚げ豆腐のあんかけ。
私の定番メニューと言ってもいい。
居酒屋の一品として登場する前だったかも知れない。
夫の郷里に帰省したとき、とってもおいしい「揚げ豆腐」が食卓に出た。揚げたての豆腐。醤油をかけて食べた。
近所の小さな豆腐屋に売っているという。揚げて、すぐに売り切れる、評判の揚げ豆腐だという。翌日、さっそく店に出かけた。小さな目立たない豆腐屋だったが、それ以来病みつきになった。自分でも作ってみようと。
24時間冷蔵庫で水切りした木綿豆腐の水気をペーパータオルで拭く。油で揚げる。中火。きつね色くらいに。
味醂、醤油、水、水溶き片栗粉であんかけを作る。
夏大根はすりおろし、大葉3枚を加えてみた。
大根おろし、大葉、揚げ豆腐のコンビが絶妙だ。
初鮎。
7月10日。鮎解禁。
魚野川で釣った鮎をいただく。
旨い。ただその一言。
油味噌(味噌ナス)
ナスと赤しその葉をサラダ油で炒めて、味噌をからめ炒めただけ。料理酒も少々。
魚沼出身者なら懐かしい味。
昔は鍋いっぱい作った。
油味噌(ナス味噌)を食べなきゃ、夏が来た気がしないという言葉をよく耳にした。
煙火を観に出かけるので夕食は作らない。
ド~ン!ド~ン!あの音が好きである。
昨日今日と涼やかな朝です。草むらの虫の声がさわやか・・・今のうちだけかも知れません。
煙火大会などと、昔と今では趣きが違いますね。花火の方が、やさしく、なつかしく思い出せます。
子供たちを引き連れて、魚野川の河原で煙火を見学。河原でも子供たちの花火大会?を。花火の煤で可愛い顔を真っ黒にした姪がいたり・・・みんな、みんな、子供を持つ親になりました。
朝一番でブログを開くから、コメント書いたのだけど「投稿」できなかった。URLを間違えたのかと再度挑戦。駄目でした。
今度の投稿で気づきました。
大丈夫、気にするミスではありません。私などしょっちゅうです。
あなたの文章は、いつも完璧で非の打ち所がありません。私を含む日本の人たちは文章の簡略化が進み、挨拶抜き、句読点抜き抜きが目立ちます。時代なんでしょうか。
文章とは、不思議な魔力がありますね。タイトルを決めると、次々と浮かんでくるのです。キーを打つ指はスローテンポなのに、回想はリズミカルです。
もっと書きたい、あれも、これもの欲張りはやめました。
書けないときもあるはずです。
そんな時は、心を静めてお休みします。
油みそ!懐かしいでしょう!
あなたもお大事にね。