千艸の小部屋

四季折々の自然、生活の思いを、時には詩や創作を織り交ぜながら綴りたい。

好きなのは元旦

2013年01月06日 | 日記

   
一年のうち
好きなのは元旦
誰もが笑顔で
決して怒ったり泣いたりしていないから

一年のうち
嫌いなのは元旦
誰もが笑顔でいるけれど
決して本当の素顔ではないから

一年三百六十五日
あまりにもあっけなく
心を置き去りにして勝手に遠ざかっていく
忘れてきたものはもう還らない
私は一体何を忘れてきたのだったか
新しい年になるとそれもさだかではなく
新たな心で歩きだそうとしている

今日からの私は
心の日々を大切にしたい
人は一度しか
生きられないものだから
                         (Azumi)


 お正月。
 暮れから一週間が気ぜわしいままに過ぎた。
 昨日の午前中、一家族が故郷を離れ、残りの母子も夕刻まで実家を出ようとしていたが、結局夕食後になった。

 外気は凍てつくような寒さ。
道路も凍結している。
帰路を気にかけながら、残った夫婦二人。

 いつもの日常に戻る。
 静かすぎる日常に。

 体力、気力が抜け落ち、毎度の腑抜け状態。
 ブログ更新は、あっさり断念した。

我が家のお正月ご飯。

壺煮



ごぼう、人参、筍、乾燥椎茸、かんぴょう、里芋、コンニャク、レンコン、鶏もも肉、肉団子(ねりもの)、生揚げ。
材料全てを7、8ミリに切る。椎茸は水に戻しておく。里芋、レンコンも水洗いをしてぬめりを取る。アク抜きコンニャクを使用。大鍋で固い順番に煮る。途中、何度もアク抜きをする。酒、みりん、砂糖、醤油で味付け。落とし蓋をして、ストーブの上でコトコト何時間も煮る。娘たちのリクエストトップ!。切り刻みは娘たち。味付けは私。
元来、葬儀に作った精進料理。「壺」と言った。私も手伝ったことが何度もある。葬儀はセレモニーホールでやるようになり随分簡素化されている。
親戚で食べた壺煮が、いつか私の正月の味となった。鶏肉、ねり製品を加えるので、本来の「壺」ではない。

夕食に孫が食べたので、これで完食となった。

昆布巻き



昆布、塩鮭、かんぴょう、水、酒、みりん、砂糖、醤油。
昆布を洗い、一定の長さに切って、塩鮭の頭や固い切り身をかんぴょうで巻く。
作業をしたのは次女の夫。
味付けは私。何時間もコトコト煮た。

ぜんまい煮物



ぜんまい、ごぼう、人参、コンニャク、かんぴょう。
近所の人からいただいたぜんまいを水に戻して煮ただけだが、残り物を加えて美味しい一品が出来た。

紅白なます



大根、人参。

汁粉 雑煮



小豆、大根、人参、ごぼう、里芋、こんにゃく、椎茸、かんぴょう、塩鮭。
この地域の味なのだろう。亡き母から受け継いだ、具沢山の雑煮。この味は、妹たち、娘たちにもつながるふるさとの味なのだろう。
汁粉の小豆は、コトコト煮つめて、砂糖、塩を加え半殺しに。餅は、餅屋に注文するようになって久しい。

大根のビール漬け





ローストポーク(長女の夫作)



調理人なので絶妙の味。手際がいい。

ミモザサラダ (長女の夫作)



冷蔵庫の残り野菜を使う。あっというまに仕上げる。

子供用野菜スープ(長女の夫作)



人参が主。あといろんな野菜を入れてミキサーにかける。美味しいスープの出来上がり。
私もだが、孫たちが喜んで食べた。さすがである。

 娘たちや婿たちのおかげで、随分楽をさせてもらったお正月・・・
 お正月料理だけをブログに載せたが、作ってもらった料理は他にもある。

 我が夫も、漬物、ジャムづくり等々、自慢の腕を発揮した。


孫たちの橇遊び。
小さな子供たちの楽しそうなこと。
大人たちも笑みがこぼれる。



 お正月。
こうして終わる。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
良いですね (ジジコ)
2013-01-07 07:38:41
 正月 十分楽しめましたね
ご馳走食べて・・・ 
何より田舎の正月料理が良いな

 静かに残った二人で
仲良く 春を待って下さい (@^^)/~~~
好きなのは元旦 (azumi)
2013-01-08 09:46:29
ジジコさん、あけましておめでとうございます。

田舎のお正月料理といっても、大したこともできなくて、いつも月並みになってしまいます。
暮れから正月にかけて、もっとも多忙だった娘婿がかけつけてくれました。
得意な腕をふるってくれました。公開できる枚数が限られているので一部載せることにしました。ローストポークは、蒸し上がるまで時間を要しています。柔らかく、美味しくいただけたので感謝の気持ちを込めました。

私のお家ごはんは、ふるさとを懐かしんで読んで下さる方々のため始めたような気がします。
大したものは作れず、家庭菜園の野菜を使うことを心がけています。野菜の少ない冬期は、お家ご飯もお休みするかも知れません。

私の基本理念は、つましい日々の暮らしの中で、自然とふれあい、深呼吸しながら、心からあふれた思いを綴っていくことにあるのです。

どなたか、ふっと目をとめてくれたら、それでいいんです。

春まで静かに待っていられないかもしれませんね。

ありがとうございました。

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