10時過ぎに帰宅。
男たちの談笑が聞こえる。
画材を購入したので、何度も外階段を昇降。
人物デッサンだったので、眼がやけに疲れた。
腰にも気を配らないと腰痛がすぐにくるのだ。
「こんばんは。いらっしゃい」
「奥さん、ミズ美味しいですね。最高です。こんなシャキシャキ感のあるミズを初めて食べました」
出かける前に炒め煮をつくった。大皿に盛った。
食通の方から喜ばれるのはこの上なく嬉しい。
ヤマブキも同様だった。
夫人からの電話があり、すぐに帰って行った。
お世辞ではなかったようだ。
冷蔵庫のヤマブキが昨夜でなくなった。
無性に食べたくなる山菜。
ミズも何度か収穫した。
ワラビは、探さないとないだろう。
越後に育った者は、なぜか山菜を好むようになる。
山菜がなつかしくなる。
娘たちもそうだ。
ミズを採りに山へ。
私でも入れる、平坦な湿地帯に自生している。
水害の後、復旧工事で入山禁止だったため、太くて長いミズが群生していた。
薄暗いジメジメした山林、ウワバミの棲みそうな場所に多いことから、
名はウワバミソウ(イラクサ科)、別名ミズナ、ミズはみずみずしく食用になることからつけられたようだ。根の方が赤いのでアカミズともいう。
アオミズもある。
葉と皮を剥いて茹で、冷水に浸したミズ。
大鍋で2回茹でた。湧いた湯に塩を入れ、再び沸騰した鍋に太くて長いミズを入れる。次第にしんなりと鍋の中に収まる。茹ですぎないのがコツ。これは、後の三分の一の鍋。
近所にもお裾分けした。
ミズの炒め煮
サラダオイル少々、ミズとねりもの、料理酒、味醂、輪切り唐辛子、出汁、醤油で炒め煮。シャキシャキ感を保つため、炒め、煮すぎないように。塩分控えめの味付け。
ミズ根の佃煮
根の髭を除去し、よく洗い、水に浸けたあとで佃煮に。
アオミズのお浸し
葉も、茎も皮むきなしで食べられる。なかなか美味しい。
朝の川
朝の花
ガクアジサイ(ユキノシタ科アジサイ属)
花言葉 謙虚
謙虚でつましく、おだやかに、生きたいものだ。
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