千艸の小部屋

四季折々の自然、生活の思いを、時には詩や創作を織り交ぜながら綴りたい。

ミズのシーズン

2013年07月05日 | 日記

 10時過ぎに帰宅。
 男たちの談笑が聞こえる。

 画材を購入したので、何度も外階段を昇降。
 人物デッサンだったので、眼がやけに疲れた。
 腰にも気を配らないと腰痛がすぐにくるのだ。

「こんばんは。いらっしゃい」
「奥さん、ミズ美味しいですね。最高です。こんなシャキシャキ感のあるミズを初めて食べました」
 出かける前に炒め煮をつくった。大皿に盛った。
 食通の方から喜ばれるのはこの上なく嬉しい。
 ヤマブキも同様だった。
 夫人からの電話があり、すぐに帰って行った。
 お世辞ではなかったようだ。
 冷蔵庫のヤマブキが昨夜でなくなった。
 無性に食べたくなる山菜。
 ミズも何度か収穫した。
 ワラビは、探さないとないだろう。
 越後に育った者は、なぜか山菜を好むようになる。
 山菜がなつかしくなる。
 娘たちもそうだ。

 ミズを採りに山へ。
 私でも入れる、平坦な湿地帯に自生している。
 水害の後、復旧工事で入山禁止だったため、太くて長いミズが群生していた。
 薄暗いジメジメした山林、ウワバミの棲みそうな場所に多いことから、
名はウワバミソウ(イラクサ科)、別名ミズナ、ミズはみずみずしく食用になることからつけられたようだ。根の方が赤いのでアカミズともいう。
 アオミズもある。

 葉と皮を剥いて茹で、冷水に浸したミズ。



 大鍋で2回茹でた。湧いた湯に塩を入れ、再び沸騰した鍋に太くて長いミズを入れる。次第にしんなりと鍋の中に収まる。茹ですぎないのがコツ。これは、後の三分の一の鍋。
 近所にもお裾分けした。


 ミズの炒め煮



 サラダオイル少々、ミズとねりもの、料理酒、味醂、輪切り唐辛子、出汁、醤油で炒め煮。シャキシャキ感を保つため、炒め、煮すぎないように。塩分控えめの味付け。

 ミズ根の佃煮


 
 根の髭を除去し、よく洗い、水に浸けたあとで佃煮に。

 アオミズのお浸し




 葉も、茎も皮むきなしで食べられる。なかなか美味しい。


 朝の川



 朝の花
 ガクアジサイ(ユキノシタ科アジサイ属)




 花言葉 謙虚

 謙虚でつましく、おだやかに、生きたいものだ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿