雨
雨 ただ 雨 雨
灰色の空のどこかで
かすかな春雷の音
自然たちが
息吹くための
命をふりそそぐ雨
春雷は
自然たちへの
励ましの太鼓か
人たちへの警告なのか
雨
雨 ただ 雨 雨
途切れた記憶の断片が
心をよぎる
闇夜の
雨の激しさと
雨をさけて
軒下にたたずむ
君の長い影が
心の中の一枚の絵のように
こんな
冷たい雨の日によみがえる
雨 ただ 雨 雨
(azumi)
いつも、車を止めて写真を撮りたくなる場所。
魚野川がしなやかにうねり、季節の移ろいを感じるこの場所。
美佐島(坂戸山)トンネルの近くでは、ダンプカーや除雪車が、土手に雪を積み上げる作業に追われている。
川の水嵩は多く、山土も押し流されてきた褐色の川。
雪解けの川。
大地に緑が芽吹くのも近い。
2010・7・4
池田記念美術館 ロスワイラス・コンサート
この日、なつかしい人たちと再会があった。
先回、絵画展に来てくれた友人たちもそうだったし、Kさん父娘とも会えた。
翌年、Kさんの訃報を耳にした。Kさんと親しかった友人に頼まれて、書いたのが、「創作 雲の合間」だった。
空想家の私ではあるが、筆力がない。国語の基礎、文法は皆無に等しい。漢字においては、言わずもがなである。
物語は、つくりもの、創作である。
この地に生まれ、芸術家として情熱的に生きるも、夢半ばにして、心と身体を蝕まれ世を去った男と、彼の最期を看取った女性の物語とした。
結局、思うように書けなかった。
「千艸の小部屋」を、ネット検索した。
このブログの人気記事 (2014・4・05)
1 いつまでも
2 目を閉じたら
3 いつのまにか秋
4 chiefの思い出
5 呟き
6 雨後と水あがりと
7 創作 雲の合間 7
8 春を告げる花
9 ある冬の一月に その二
10 創作 雲の合間 5
本当は、人気記事でもなんでもない。しょっちゅう変動しているのだ。
「創作 雲の合間」があったのが恥ずかしかった。
創作は難しい。
季節の躍動感を伝える使者でいたほうがいい。
オオイヌノフグリ(ゴマノハグサ科 クワガタソウ属)
花言葉(清らか 信頼 神聖 忠実)
春の訪れを感じる野草。
小さな、小さな花。コバルト色。
こんな花にも胸がときめく。
名前が可愛いのだ。
冷たい雨、のち、雪、そして、雨である。