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お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

The Star-Crossed Lovers~キラキラでギラギラに~

2010-12-22 | Jazz
ムラカミ・ワールドにはまると、、同じ本を2度読みたくなります。一度通しで文章を楽しみながら見えない言葉を探り妄想を膨らませる。。2度目は登場してくる曲を聴きながらその場面に自分を刷り込ませる。。そして更なる妄想を膨らませる。。 造詣の深い様々な音楽に触れながらそのワールドのはまるのはクセになります。。 そんなファンが世界中に大勢いるんだろうな~と想像しながら、、

今日は“国境の南、太陽の西”でその展開に応じて重要なキーとなる曲“The Star-Crossed Lovers” ハジメが大好きな曲。自身のジャズ・クラブで、バンドマン達がハジメの姿をお店で見かけると演奏してくれるこの曲。。
最高の名演奏は、、この作品の中でもハジメ自身が紹介していますが、、 Duke Ellinton の“Such Sweet Thunder”に収録されています。 Album一枚、、シェイクスピアに捧げた作品。エリントンとシェイクスピアの偉大なる邂逅。。「オセロー」に触発されたタイトル曲から始まり、、この“The Star-Crossed Lovers”ロミオとジュリエットのことを演ったものです。。ジョニー・ホッジスのアルト・サックスがメローでたまらない音を聴かせます。。 本の中では、、ハジメ自身が自分の過去を懐かしみ、、あの時のギラついた自分が表面的になってしまっていることを感じたり、、いよいよ島本さんとのクライマックスへの道しるべとして、、島本さんへこの曲についての解説をします。。「私達のようね・・・」と島本さんに言わしめる。。「悪い星のもとへ生まれた恋人達」というような意味があるとハジメの解説に、、島本さんが応えます。。そして、、二人は“中間のない世界へ”・・・ 

60年代来日したエリントンは、ちょうど起きた新潟地震のココロを痛め、、追加公演を開きその売上を地震の地へ寄付をしました。そんな篤いココロと感性が、、音の一つに一つに表れます。。

この作品の中でハジメが「この曲を聴くと・・・満たされない思いを抱えて生きていた。もっと若く、もっと飢えていて、もっと孤独だった。本当に単純に、まるで研ぎ澄まされたように僕自身だった・・・・」と振り返ります。。 私達も時代を重ねると、自分が丸く守りに入るようになってしまうことが多くなるのではないでしょうか? これくらいでいいや。。。なんて自分で自分をセーブしたり、、でもここで守りに入るか。。いつまでも飛び抜ける、突き抜ける。。子供のようなキラキラと若き日のギラギラと、、そんな気持ちを忘れたいけないように感じます。。 コジンマリ落ち着く人生ではなく、、キラキラ&ギラギラした人生を少し破天荒に・・・おもしろい人生を進みたいですね。。 私の中にも、、そんな思いを思い出させてくれる何曲かがあります。。自分が守りに入りそうな時はその曲を聴いて、鼓舞するようにしています。。

いつまでもキラキラでギラギラな人生を・・・・

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