YES MUSIC YES SALES

お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

妄想を掻き立てる・・コト

2010-12-21 | Jazz
島本さんとナット・キング・コールの歌を聴く“国境の南”-この国境の南という響きに不思議な感じを抱く主人公(ハジメ) そして島本さんと再会し、、伊豆の別荘でまた2人でこの作品を久ぶりに聴く。。響きとはウラハラに、、歌詞の内容にがっかりする2人。。そして、、、太陽の西の話を島本さんがする。。「ヒステリア・シベリアナ」という病気の話・・・・ 国境の南は「生」の象徴で太陽の西は「死」への象徴。。。として表現される、、これからハジメと島本さんが向かうのは「南」なのか。。「西」なのか。。。そんな小説のクライマックスへ向けて効果的に活用されるこの曲。。。

しかし実際にナット・キング・コールのアルバムにこの曲(国境の南)は収録されていない・・・村上春樹は知って書いたのか、、勘違いだったのか、、そんな曖昧さも食事の引き立たせ調味料のようで、、素敵です。 読者の妄想を膨らませます。。

そんな妄想をカタチに表現してくれたのが、、Claude Williamson Trio の“South Of The Border・West Of The Sun”です。1992年12月の録音です。。 この小説に紹介される曲を上品に丁寧に読後に聴くと、、そのシーンを含まらせる感じは、、深夜の寒さに瞬く星達の歓声のように聴こえます。。 クロード・ウィリアムソンの軽やかなピアノのタッチ。。深く情景が刻まれるその繊細な音が凄く心地良い響きです。。まさに「ロビンズ・ネスト」で聴いてきるようです。。。 カウンターには、ハジメと島本さんの2人がなにかヒソヒソ話しをているようで。。。 最高の妄想タイムですね。。

日頃の中で、、自分の妄想をどれだけ高め深め、、膨らませていますか?? 色々な妄想を自分の中でどんどん風船のように、、ニヤニヤしながら。。。そんな時間って必要です。。移動中の電車の中、、(あまりニヤニヤできないけど)ホッと、、一息コーヒー飲みながら・・寝る前、トイレの中。。お風呂で。。どこでも、、ちょっとありえないことまで、、どんどん妄想してみよう~ その中から思いもよらない奇抜な斬新なアイデアなどが浮ぶかも。。来週から冬休みの方も多いのでは? ボケっとばかりしてないで、、妄想で脳内活力化でもいかが?


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする