公務員試験知能、教員採用試験数学解説

ある予備校講師が暇な時間に綴る小さなブログ

警察官(大卒)の数的推理 9

2022-01-06 09:06:00 | 警察官 大卒 
2021年出題。                  ある幼稚園のクラス会の開催にあたって、同じ個数のアメとチョコレートを用意した。まず、アメを参加者全員にある個数ずつ配ったところ、9個余った。次に、チョコレートを1人あたりの個数がアメよりも2個多くなるように参加者全員に配ろうとしたところ、13個不足していた。参加者は何人であったか。(選択肢省略)                     一気にやっちゃうと、22÷2=11なので、正解は11人です。                これは算数の過不足算とか、差集め算といわれるものです。                でも、大人の人は、普通方程式で考えますよね。                   例えば、このように。

でも、これは少し面倒くさいですね。              そこで、算数では、こう考えるのです。                 ①アメを配ったらアメは9個余った。     ②チョコレートを配ろうとしたら13個足りなかった。                      ③アメとチョコレートは同じ個数あった。                      さて、同じ個数のアメとチョコレートがあったのに、何で①と②のような差ができるの?                      そりゃチョコレートのほうがアメよりも2個ずつ多く配ってしまったからですねえ。                     「9個余る」と「13個足りない」の差は22個。                    1人あたり2個ずつ多く配ったので、22÷2=11人居たという訳です。              最終的な差を、個々の差で割れば良いのですね。