公務員試験知能、教員採用試験数学解説

ある予備校講師が暇な時間に綴る小さなブログ

十字パズル

2018-06-06 09:27:00 | 対応
電車の車内で、時々、ボールペンと小さな冊子をもち、えらい集中しているおじいさんを見かけます。                   赤ペンと新聞紙なら、競馬予想なのですが、黒ペン+小冊子なのです。たいがい、「数独」をしてはるのです。ほら、これこれ!新聞で見かけたこともあるでしょ!縦と横に1から9までの数字を重複しないように書き込んでいきます。なおかつ、太い四角で囲まれたところも、1から9を重複しないようにして完成させます。ほんのちょっとミスると、おかしくなって、はじめからやり直し。完成したときには、達成感が半端じゃありません。初級から上級まで、種類も豊富!公務員試験を受ける人は、絶対にやるべきですよ。何故かは、今日の記事を読むと分かります。                   先日の警視庁no35より。                   A~Fの6人が総当たり戦でテニスの試合を行った。各人とも毎日1試合行い、5日間で全試合が終了した。次のことが分かっているとき、Fが1日目に対戦した相手として、最も妥当なのはどれか。                   ・AとBは3日目に対戦した。                   ・BとEは2日目に対戦した。                   ・CとDは4日目に対戦した。                   ・DとEは5日目に対戦した。                   ①A②B③C④D⑤E                              まずは、総当たり戦の表を書きます。この表には、勝ち負けを記入するのではなく、その試合が何日目だったかという数字を記入します。4つの条件を記入すると、各人とも毎日1試合を行ったので、この表を横に見ても縦に見ても、1、2、3、4、5が一つずつ入ることになります。例えば、「2」が重複していたら、その人は2日目に2試合以上することになるからです。また、「2」がないならば、その人は2日目に試合をしないことになってしまいます。さあ、それでは、このパズルを完成して下さい。もうこの先は大丈夫ですね。こうなります。Fは、1日目にEと対戦しています。正解は、肢⑤です。                    数独の場合は、縦横に1~9を重複せずに入れるだけではなく、太い枠内にも重複せずに1~9を入れなくてはならず、この問題の数倍難しくなっています。数独を少しでもやったことがあれば、本問は易しかったはずだし、そんなのやったことないという人にとっては難しく感じるのかもしれません。                    少し自慢します。このブログの2017年5月26日「練習問題①(平成22年警察官)」の記事で、ほとんど同じ問題を扱っています。的中です。こんなにいっぱい記事があれば当たり前ですが……。                  何日目の対戦?という問題は、全て十字パズルで解決できるとは限りません。参考書などに載っている、別解も大事ですので、本気で公務員試験に臨む方は、合わせて勉強して下さい。                    さて、練習のために、はじめの数独を完成させてみて下さい。正解は、こうです。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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