公務員試験知能、教員採用試験数学解説

ある予備校講師が暇な時間に綴る小さなブログ

東京消防庁1類no20(2017.5.28)

2017-08-30 10:29:00 | 資料解釈


下の表は、世界の国内総生産(世界GDP)の総額と、その中の主要国の構成比をまとめたものである。この表から判断できることとして、最も妥当なのはどれか。①日本のGDPはドルに換算した金額で2010年から2014年までの期間、毎年低下している。                   ②2012年のフランスのGDPは、2011年と比べて構成比では下がっているが、ドル換算では増加している。                   ③ロシアは2010年から2014年にかけてドル換算で約1000億ドル程度しかGDPが増加していない。                   ④中国のGDPは2010年から2014年までにドル換算で2倍以上になっている。                   ⑤アメリカのGDPはドル換算で2010年から2014年までの期間、毎年増加している。                   ①2012年から2013年が怪しい(世界GDPが微増、構成比かなり減)ので、計算してみる(上から2けた)と、2012年は、74000×0.08=5920。2013年は、76000×0.065=4940。やはり減少。                   ②これは微妙なので、上から3けたで計算してみると、2011年のフランスは、72800×0.039=2839.2。2012年のフランスは、74200×0.036=2671.2。減ってます。😵                    ③これは、100億ドルよりもかなり多そうです。2010年のロシアは、65600×0.023=1509(10億ドル)=15090億ドル。2017年のロシアは、78000×0.024=1872(10億ドル)=18720億ドル。3630億ドル増。ただし、単位の10億ドルを見てない人は引っかかりますね。😢                    ④2010年の中国は、65600×0.09=5904。2014年の中国は、78000×0.134=10452。2倍未満です。                  
    ⑤世界GDPが増加で、アメリカの構成比も増加していれば、確実に増加しています。そうなっていないのは、2010~2011年だけ。          


2010年のアメリカは、65600×0.23=15088。2011年のアメリカは、72800×0.21=15288。2010年は、少し多めに、2011年は、少し少なめになっているので、増加していると言えます。よって、正解は、肢⑤です。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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