伊那人のサッカーぶろぐ

二十年来のアルゼンチンファンである筆者「Menotti」のサッカー観戦記。U12の少年サッカーも応援しています。

泥にまみれた敗戦

2011年12月16日 22時31分54秒 | 少年サッカー

12月に入って、4年生が照準を合わせていた、上伊那4年生大会の決勝トーナメント

ですが、残念なことに中止の連絡が入りました。雨で流れてはいたものの、何とか

グラウンドを確保して開催して欲しかったですね。川渕三郎杯で誓い合った、決勝で

会おうというTopstoneとの約束も果たせぬまま、今年の4年生の大会は終了という

形になりました。12月頭に、フォルツァさん主催のエンジェルカップがあるの

ですが、以前、宮田の人数が足りないときに合同で出ましたが、通常は伊那単独では

呼ばれていません。今年は特に、単独でも出てみたかった大会でした。

 

エンジェルカップの次の週は、今度はU12のメモリアルカップという大会が、フォルツァ

さん主催で開催されます。この大会はおかげさまでTOP伊那はいつも呼ばれています。

 

今年はMenotti長男も最後の年なので、当然張り切っていたのですが、前の週から

風邪で熱と咳が続き、咳がひどいので再度医者に行くと、今流行っている肺炎で、

入院するほどの症状でした。結局、メモリアルも欠場です。Menottiもそんな状況で

どうしようかというところでしたが、なんと5,6年担当のUコーチが、またもや台湾

出張で不在となってしまい、土曜のみ指揮を執ることになりました。

 

予選のブロックは、主催のフォルツァさん、去年優勝の招待チーム、ジャクパ東京さん、

松本の開智さんと、死のグループではないですか。普段当たれないジャクパさんと

できるだけ幸運と、ポジティブに考えることにしました。

 

この大会、最近では珍しく11人制で15分ハーフで行われました。塩尻北部グランド

は、この時期いつも寒くて大変です。

 

当日、良く晴れていたので、まだましかなと思ったのですが、現地に着いてみると、

グランドはかちかちに凍っている状態で、うちの2試合目、対フォルツァさんの時には

溶けてきて、すでにぐちゃぐちゃの泥だらけ。すごい状態になっていました。

 

うちのフォーメーションは、11人制の時は4バックが主流で、選手も慣れていました。

個人的には3-4-3が信条なのですが、相手の事も考え、センターバックが一人いないし、

4バックでダブルボランチ、ドリブラーのK君をトップ下に配置して、FWは3枚で

両サイドにウイングを設けた、4-3-3というか、4-2-1-3というシステムを採用、

急場ながら水曜、金曜に少し練習しました。

 

鍵になるのはボランチと、両ウイングをいかに機能させるかでしたが、このグランドでは

ほとんどが白紙になってしまうかのような状況です。少なくともパスはほとんど

回りませんでした。それでもフォルツァ戦の前半序盤は、サイドを起点に、うちの

良い攻めが見られ、この流れで先取点を取れば、かなり行けそうな感じはしていました。

ところが、そこでしのがれて、ボランチがサイドハーフのように開いてしまい、中盤で

K君が孤立する場面が増えると、相手のポゼションが多くなり、徐々に攻め込まれる

ようになりました。そしてついに突破力のある相手FWに抜け出され、先制されると、

さらに足が止まってきて、追加点。前半で2-0とされました。

 

後半、ボランチを交代して絞るように指示し、サイド展開が難しいので、もっと寄って

ドリブル優先で押し上げようと、送り出しました。

後半、中盤は改善されたのですが、足が重く、パスはもちろん、ドリブルも思ったように

できず、とうとう3点目を献上してしまいました。何とか一矢報いようと、最後まで

頑張った甲斐があって、最後にK君が混戦の中、1点たたき込みましたが、結局、

この日の得点は、この1点だけでした。そして初戦を1-3で落としました。

 

グラウンドがこんなで、ジャクパさんの本当の力も全部はわかりませんでしたが、個人の

レベルが高いことは、随所に感じられました。2-0の時点で、控えのメンバーを出し、

強さを体感してもらいました。最終的には0-4でしたが、2試合目、正直もっと

やられると思っていたので、選手は必死にやっていたと思います。

 

最終戦の開智戦。さすがに3連敗では格好が付かないので、気合いを入れ直し、集中して

臨んだのですが、グランドは先ほどよりは多少改善したものの、相変わらず大きな水たまりや、

ぬかるみが踏まれてぼこぼこになった状態のところがたくさんあります。

もちろん、相手も条件は同じなのでやられる理由にはなりませんが、調子の良いときの

うちのダイレクト気味につなぐサッカーが、全くできていません。地力の差と言って

しまうとそれきりですが、相手のスピードあるMFの選手に、何度かDFラインを突破される

場面が目立ち始めました。CBのうちの子に、自分がいないから点取られて負けた!と

言われないように、と言ってきたのですが、結果を見ると実はその通りになってしまって

いるわけで・・・。何とも複雑でした。

 

やられそうな予感はだいたい当たる物で、予想した展開から、その早い子に破られて失点

しました。後半は3バックに変更して、3-2-1-4みたいな変則的で攻撃的な形にした、

というか、なってしまいました。それでも後半、再三のチャンスが生まれ、幾度かは

決定的な場面もあったのですが、やはりそこでも決められず、逆に最後、追加点を

取られたまま、0-2で負け、ついに1日目、3連敗という、悔しい結果に終わりました。

 

試合後の片付け、ダウンの時にも真面目にやらない者がいて、3連敗するようなチームの

態度その物だと半ばあきれ気味に説教したのですが、やはり身にしみていない様子。

6年から不真面目な者がいるので、4年がまじめにやるわけもなく、そんな雰囲気が

チーム内に蔓延している感じです。ある程度は頑張って、それなりの実力も付いている

のですが、そこから先は、もっと自分に厳しくしないと向上しないんだと思います。

 

上の者が手本になってやらないと・・・。やっている者もいるので、これからその方向に

持っていって欲しいと思いました。

 

ちなみに、次の日はピアノ、マリンバの発表会などもあって、行けませんでしたが、

最下位リーグで、1勝2敗、かろうじて最終戦に何とか1勝したようです。全敗じゃなくて

良かったと、胸をなでおろしました。

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