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花鳥にゃん月

カメラにはまり、心に入り込んだものを写して遊んでます。
日常のどこにでもある風景・・・

哺乳類~ムササビ~

2013年12月08日 | 自然大学校

久々に、自然大学のご報告

数回にわたって哺乳動物の講義がありました。

先生がとてもユニークな方で、専門に研究されてるのがシマリス。

先生いわく、日本でシマリスの事を調べてるのは多分私だけでしょう。

シマリスは、アメリカに24種、アジアには1種類だけだそうです。

あの大きなしっぽは、敵から逃げる時に、目立つしっぽをつかませるため。

そしてつかまれると、しっぽが簡単に抜けてしまうそうです。

ただこのしっぽは、もう生えて来ません。

 

その先生、現在はアライグマにのめり込んでるとか。

好きでのめり込んでる訳ではなく、あちこちで被害が出てるので

捕獲するためにいろいろ研究されてるようです。

夜行性の為、あまり人目には付きませんが、かなりの数が

繁殖し続けてるようです。

ちなみにこれが、アライグマの爪痕(5本の線が特徴)

 

動物の話、たくさん聞きましたが、ほんの一部紹介。 

 

最近見つかった哺乳類 オリンギト。

まだまだ、今後も見た事もない動物が現れるんでしょうね。

 

今まで会うことのなかったハイイログマとホッキョクグマが

地球環境の変化で遭遇して、繁殖してるとか・・・

 

動物も、植物も、結局成り立ちは同じものだとか・・・

 

そして授業では動物たちの本物の頭蓋骨まで。

ツキノワグマ(左) と シカ(右) 意外と小さいですよね。

人間と違って、脂肪や筋肉がたくさんついてるから、本体は大きくなるそうです。

 

そして、サルの頭蓋骨 とムササビの剥製

さすがサルは人間そっくり。

ムササビも思ったより大きくてびっくり。

 

 

そして、そして 昨日

本物のムササビを見ようと、奈良まで行ってきました。

紅葉はすっかり終っていました…ちょっと残念。

 

この日は、集合はお昼からとなり、3時ごろまで講義。

4時ごろから、野外活動。 まずは2月堂へ。

二月堂に登った時、素敵な光景が見えました。

先生は、ムササビに会えるかどうかは皆さんの運次第・・と、

しつこくおっしゃっていましたが、これできっと、ムササビにも会える!!

そのあと東大寺の方へと移動。

ムササビがどの辺に出るか、大体の場所を先生から教えていただき

みんなで分散して、見つけたらお互い呼び合うことに。

 

どんどん日がくれて、三日月がきれいに見えてきました。

 

 

辺りはもう 真っ暗。

真っ暗な中、しばらく鳴き声に耳を傾けます。

そして、鳴き声がしたら姿を探します。

いましたが、暗くてあまりよく見えません。

それでも、なんとか黒い物体が空を飛ぶ瞬間を目撃。

木に登る様子を見た人もいたようです。

何となく、物足りなさを感じつつ

まあこんなものか・・・・一応見れたし・・・・。

そろそろ帰ろうと南大門に向かって歩いていると

誰かが、”いるっ!”っと大きな声。

いました!

中門の近くだったので、ところどころに灯りがあり 姿がよく見えます。

木によじ登ってる様子や、飛ぶ様子。

飛んでは、他の木に止まり、よじ登ってはまた飛ぶ。

そんな事を数回繰り返してるところをしっかり見る事が出来ました。

 

みんなで、良かった良かったと大喜びして帰りました。

 

残念ですが、写真は無し。

撮れるものなら撮ってお見せしたかった~。

日が沈んで30分ごろから動き出すそうです。

それも今は発情期なので盛んに飛びかう姿が見れるとのこと。

今回もとてもラッキーでした。