麻生総理の失言や発言取り消しが続いている。
もともと失言が心配されていた人だが、当初は用心深かったのに、このところ舌好調(ぜっこうちょう)のようだ。
政治家のとんでもない発言が聞かれる度、その言い訳に使う、「舌足らずだった」「説明不足だった」という言葉。
とんでもない。「舌足らず」というように足りなかったのではなく、思ったことを言ってしまったので、「言い過ぎました」と言い訳すべきだ。
「説明不足」も、不足ではなく、「説明し過ぎた」のである。
「真意は違う」とする言い訳も、真意を隠そうとする二枚舌である。むしろ「舌多い」で「舌足らず」ではない。
「誤解を与えた」という言い訳も陳腐だ。
今回、麻生総理が
「医師は社会的常識が欠落している人が多い」と言ったことについても
「誤解を与える」と言ってかばう人がいるが、あの発言をどう誤解するのだろうか。誤解のしようがない。誤解でなく、麻生さんの「社会的常識の欠落」を理解させ、病院経営者でもある麻生さんが、医師をどう見ているのかが、十分理解できた発言であるということだ。
根回しや他人の意見を聞いてから発言するのではなく、「歯に衣着せぬ」という性格?を売りにした、受けを狙うだけの強気発言をすることによって、かえって、「世間知らずのお坊ちゃん」を披露しているようにしか見えない。
麻生さんなのだから、閣僚・スタッフなどの意見を聞き、「あっそう」と、「あそう」に徹して、時折、強気発言をすれば無難なのに。
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