2014年6月26日(木曜日), 「株式会社関西電力の第90回定時株主総会」に神戸市中央区港島のワールド記念ホールに行ってきました。
当期は、電気料金の大幅な値上げで売上高は33,274億円(昨年比16.3%アップ)と増加したが,経常損失1,113億円、純損失974憶円と損失は大幅に減ったが、3期連続の大赤字。当期の配当金はゼロ(無配)とする。
来期も100%配当金は、ないでしょう!
関電の株主から次のような提案があった。
①日本原子力発電に多額の費用(25年度の負担金は315億円)を払うのはおかしい。電気も発電もしない会社の日本原子力発電(株)との資本関係の解消
②日本原燃に多額の費用を払うのはおかしい➜①と②を払わないと収支トントンになる
③経営方針に「脱原発依存」を明記
④コスト削減に努力して、電気料金の再値上げがないように
⑤取締役及び従業員等について、国等からの再就職の受け入れはこれを行わない。通産省の役人(例:迎陽一常務取締役)、その子弟
⑥八木社長の退陣
⑦大阪府市エネルギー戦略会議委員の村上憲郎を社外取締役に選任
⑧脱原発と安全性の確保
⑨電気事業のうち、原子力事業は除くを付記する
⑩危険でコストのかさむ「再処理禁止」の追記
⑪脱原子力委員会の設置の新設
⑫取締役の報酬個別開示と執務上状況の公開・・・など25項目は、全て否決されました。答えになっていない答弁も多数あったが、株主総会は会社の提案は全て可決、株主提案は、全て否決で、14時49分に閉会しました(昨年の閉会時間は14時50分)。 株主総会参加者は、わずか約800人でした。(昨年約1,200人、一昨年約3,600人)でした。
◇3番目に2階から発言した、筆頭株主の大阪市の橋下徹市長は、関電の発言時間3分を越えたために、森議長からの何回も質疑差し止め、関電OB等のヤジ(ヤジは質問開始からずーと)の中、約10分余りで
①関電として原発撤退の方針を決めてほしい
②壇上の現役員は経営陣として失格。即刻退陣を求める
③大阪市の保有する株式の売却を検討する内容を丁寧に説明をした。
2014/6/26の株価終値は949円 株式の平均買値は1,887円 株価ダウン率50.2%
1株純資産=1,330円 PBR=0.71 PER= - - -
◆投資利回り◆=0円/1,887円=0.0%
*関西電力の全株式を売却 差損425万円余➜住友商事・キャノン等の高配当株式を購入