外国人技能実習生などから相談や通報を受けて、労働基準監督署が実習生が働く全国の事業所に去年、立ち入り調査を行った結果、7割を超える事業所で違法な時間外労働や残業代の未払などの違反が確認されたことが厚生労働省のまとめで分かりました。
企業などで日本の技術を学びながら働く外国人技能実習生は、去年12月の時点で全国でおよそ41万人に上っています。
実習生などから相談や通報を受け、労働基準監督署が去年1年間に実習生が働く全国の9455の事業所に立ち入り調査を行った結果、労働基準法などの違反が確認されたのは6796の事業所で、率にして71.9%に上ったことが分かりました。
違反があった事業所の数は統計を取り始めた2003年以降、最も多くなっています。
このうち、
▽労使で決めた上限を超えて違法に時間外労働をさせるなど、労働時間に関する違反が21.5%,
▽職場の安全管理などに関する違反が20.9%,
▽残業代の未払が16.3%などとなっています。
厚生労働省によりますと、1か月の残業時間が100時間に上ったり、最低賃金を大幅に下回る時給400円ほどで残業させられていたケースもありました。
厚生労働省は『違法な働き方をなくすために労働基準監督署による立ち入り調査や是正指導を引き続き進めたい』と話しています。
(ソース:NHK)
【コメント】
●企業への指導は、『悪徳企業名と悪徳企業の所在地と代表者名の公表と、何が悪いかを指導すること。』それが出来なければ、悪徳企業は、倒産させて、抹消すればいいだけのこと。厚生労働省、仕事しろ❕