特に個人的には、いろいとあった年でした。
思い返すと凹む出来事が重なり、もがいていたような気もいたします。
この日は、「お一人さまで忘年会」しました。
何でも年齢やコロナ禍による暮らしの変化を理由にしていました。
たまには一人での忘年会も、いろいろな反省も含めて想いにふけるのも良いかと思ったからです。
最寄りの駅から、高尾方面(八王子)に向かいます。
その前に、かかりつけ医で8時半から「ピロリ菌除菌の結果検査」です。
以前、除菌したのですがダメでしたので、2度目になります。結果は後日になります。
指定された時間に行きましたが、院内は大混雑していました。
家をでる予定していた時刻も近づき、最寄りの駅まで女房に送ってもらいました。
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目的地までは電車やバスも利用いたします。
この駅から、バスに揺られて30分程の山中にある、行き付けの鮨店です。
喧噪な街からバスに乗り込みました。満席だった車内もそのうち数えるほどの乗客です。
やがて、喉かな田園風景になってきました。
この終点の戸吹で下ります。
目的地は、終点のバス停から下りて数分のとろの、八王子戸吹「鮨忠」さんです。
カウンターは全て予約席になっています。
昼時ですが、各個室は満席です。要予約の店です。
80歳になる大将が出迎えてくれました。いつもの指定席?に座ります。
先ずは、生ビールをいただき、その後に冷酒にいたしました。
その頃8歳だったお孫さんも今では二十歳になったとか・・・。歳月の流れを感じます。
こんな当時の写真をデーターから引き出してプリントして差し上げました。
喜んでいただきましたね。
私の素性は全てご存じのお店です。
店内も変化し、前は川沿いだった通路も長いテラスで、5月後半から6月半ば頃、店の裏を流れる谷地川のホタルも見られると言っていました。
同店2代目の若(高士さん)は、祭り好きでわざわざ埼玉県の西坂戸地区の祭りで使用されていたもの譲り受け、店脇に置いてありました。
ここまで運ぶのは大変だったようです。
暮れの何日間かだけの特別料理(プレート)を出してくれました。
超有名な割烹店で修業を積んできた若です。
どれも美味しい、高級食材と自家製の食材が10品出されます。
美味しものをいただいて、大将が話相手でお一人さま忘年会は続きます。
酒も進み、気持ちも穏やかになってきました。
いろいろとあった一年です。今までの心境もこんな筈じゃない!と言い聞かせて来ました。
出来ごとのせいや、コロナ禍での暮らしの変化、そして年齢(衰え)のせいにして来ましたが、「お一人さま忘年会」で気持ちの整理も出来きました。
牛の炙りです。(部位は忘れましたが美味い!)
大将もあと10年の90歳まで頑張る!と言っています。
切り盛りは若(息子)に任せて、すし職人で行くよ!包丁と手が動いちゃうからね。これが健康の源だと笑っていました。
「歳とったら、ご迷惑かけずに丸くならなきゃね!」が印象的な言葉でした。
お稲荷さんの土産を3箱買い求めて帰宅です。
まだ、こんな時間です。
また、路線バスに揺られて最寄りの駅へ、そして中央線で帰路につきました。
今回お世話になった、大将と若(貴士さん)、女将の嫁さんのです。
大勢で飲む忘年会も良し!小人数も更に良し!そして「一人のも忘年会」もこれまた良し!でした。
今年は喪中ですのでお節や松飾などはしませんが、来年はきっと良い年になるかと思います。
Hiro