完全退職して、1年半が過ぎました。私の居場所と趣味は、自宅(東京)と道志村(山梨県)のセカンドハウス。いまのところ趣味はダンスと道志での木工や焚火、そして今はグランピングスタイルのテント型温室などを作ることです。
先日も話をしたのは、女房との電話での会話(数分間)だけです。誰とも会話はしていません。
ダンスのことで言えば、第一に健康のためと思っています。年齢の割には姿勢が良いですね!と言われることもあります。競技の時は目立つ?ように踊るのですが、やはりジャッジは実力が分かるのでしょうチェックしてくれないことが多く(ほとんど)、早めに帰り支度です。今年は2度出場しましたが、規定では全ランクが降格になります。パートナーの女房とも気が向いたら試合の緊張感を楽しもうと話しています。
しかし、プロのレッスンは試合に勝つことなどは別で、年齢に関係なくダンスの基本から始まって、体の構造や姿勢など細かく(厳しく)指導されます。レッスンを受けた翌日などは節々が痛くなるほどです。
たまには、教室や他の先生方が開催するパーティーで踊らさせていただいています。*費用はかなり高額ですが・・・。しかしどちらかと言えば試合より自己表現できるデモンストレーションは、性格的に好きなんですね。
例えば介護施設に入所すれば一カ月20万円以上します。ダンスで健康になれば(1カ月入所を遅らせれば)、プロに習うことも出来るし、たまにはパーティーでデモンストレーションも出来ます。問題は健康がいつまで続くかです。続くようにダンスを継続しています。
まぁ~、趣味はみなさんそれぞれですが、夫婦で文句言いながら(ほとんど聞きながら)ダンスと言う共通の趣味を持つもの良いことだと思っています。
道志の上空は飛行ルートになっているのでしょうか?
何が言いたいかです。
サラリーマンになって、常に上司や部下などがいてそのうちに責任者になって、いろいろな出来事や重圧もありながら50年間働いていました。特にそれなりの立場になって退職すると、がらりと環境が変わり急につまづいたように物ごとが停止し、そのギャップは大きくこれからの方向性などを見失うことが多くあります。私も1年近くそんな気持ちになっていました。もちろんダンスについてもやる気が出ません。(また、コロナ禍でしたので試合はほとんど中止です)知り合いにも超大手企業や商社マンなどがいますが、その方のギャップは私よりも大きいようです。
*道志暮らしですと何でもしなければなりません。食事・洗濯・掃除もです。
上司がいない、部下がいない生活は大きな変化なのです。女房はかか殿下で亭主は関白止まりですので、殿下と関白では適うわけありません。女房は常に上司の立場なのでしょう。仕事から離れると良きも悪しきにも話相手が少なくなるのは致し方ありません。
さて、もう一つの趣味をご紹介いたします。それは道志暮らしです。
もう少し、早く予定していたグランピングスタイルのテント温室が出来ると思っていました。当初は3日間の予定でしたが甘かったですね。しかし、構想や手法などを考えていることが楽しいのです。結果よりこの楽しいことが大事なのでしょう。
いろいろと木工で作りたいモノを加工しいていますが、ケガしないように一番注意しなければなりません。今回もコードに足が絡まり転倒したり、つまづいて膝を強打したり、そんなことが絶えません。
無の境地になって床張りの作業中です。下には防水シートを張っています。
このテントは基本的には温室を考えていますが、ゲストルーム?にも使えるようにしました。
そのために、温室内に通路も作りました。その奥の板敷がゲストルームです。通路の脇には草花やハーブを植えたり、ラディッシュ・小松菜なども蒔く予定です。ハーブティーを淹れて差し上げるのも良いのかも。こんな風に発想の転換も面白いのです。
ゲストルームはシートの中です。
説明書では6名が横になれるとありました。ここに木工でテーブルでも作って置こうと思っています。泊る方はいらっしゃらないと思いますが、また、自分の居場所?などこの想像が面白いのです。
まだ、手直しが必要ですが、なんとか八分どおり完成しました。ここちよい疲れを感じています。
先日は何年ぶりかの皆既月食です。次は3年先だとか?それまで元気でいられることを願っています。
上司も部下もいない生活に慣れてきました。道志と言う居場所があって救われた感もあります。
Hiro