俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

お粥とお茶漬け

2008-07-29 15:50:32 | Weblog
 永谷園は「朝からお茶漬け」などと言ってお茶漬けの拡販を図っている。
 個人的にはお茶漬けが好きだが、これは決して良い食生活とは言えない。
 お粥は米を煮込んで文字通り「粥状」にしたもので昔のシャボン玉ホリデーの「おとっつぁん、お粥ができたわよ」のように咀嚼力・嚥下力の衰えた病人の食事にふさわしいものだ。米を煮込んでシンが無くなっているので咀嚼力・嚥下力の乏しい病人や老人にも容易に消化・吸収できる「胃に優しい」食べ物だ。
 お茶漬けは全然違う。じっくり咀嚼すべきご飯を水分で流し込んでいるだけだ。消化・吸収されにくいのでダイエット効果があるかも知れないが、昨今の食品価格高騰の折り、食資源の無駄遣いとなるお茶漬けが好ましいとは思えない。

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